海水でぼろぼろになった保険証。後期高齢者の証はかろうじて原形をとどめていました。 「もうそこまで海水が迫っててよ。たまたま病院にかかろうと思って持ってたんだ。いや、いかった~」 「おばあちゃん、うちは?」 「…
投稿者: stageone
被災地より
そのおばあちゃんは、天を見つめるように、何かをつかむように手を開き、アスファルトの上に横たわっていました。死後、6時間は過ぎていたと思います。 私たちが普通に暮らしてきた街に横たわる遺体。 一面の緑の田んぼ。「地球…
緊急地震情報
現在「地球のステージ」事務所は地震に襲われました。 建物の倒壊はありませんが、内部はめちゃくちゃな状況です。 現在桑山と後藤明子は埼玉のステージを中止とし、レンタカーで本部に向かっていますが、いつ着くかわ…
すばらしき親父連の力
今年もまたあいの里でのステージとなりました。 あいの里、それは札幌近郊の閑静な住宅地にある3つの小学校と1つの中学校を中心としたエリアの名前です。北海道教育大学が近くにあり、北海道らしい落ち着いた街がそこに…
全国を駆け抜けて
毎日毎日が移動移動の「地球のステージ」は、日本にあるあらゆる移動手段を駆使して、公演に出かけます。 先週は金曜日の午後に岐阜市内の中学校でのステージを終え、そのまま名古屋まで走って新幹線で一旦京都まで。そこ…
二児の母になったタハニ
また、タハニに会いに行きました。 タハニは「地球のステージ2」の「パレスチナ篇後編~海を見に行った少女たち」の主人公です。当時13歳だったタハニは、海が日本とつながっていることを「自由」と呼びました。 そ…
ニーメルとの再会
最終日、ニーメルに逢うことができました。 ニーメルはステージの4番に出てくるパレスチナの青年です。当時17歳だったニーメルは、僕たちのワークショップの生徒でした。破壊された家の廃材を使った打楽器…
僕のパレスチナの家族を紹介します
僕にはパレスチナに家族がいます。それはそれは大切な家族。彼らも僕のことをそう呼んでくれます。「おまえはもう私たちの家族なのだ」と。 パレスチナの長兄はマジディ。運転手でいつも僕の活動を「移動」で支えてくれる頼…
いよいよの発表会
今日は発表の日です。 早い展開ですが明日にはヨルダンに移動し、NICCOの仕事、イラク難民の心のケアに合流しなければなりません。 しかし意外なほどこの音楽ワークショップは形をなして、ちゃんとした発表会につ…
音楽ワークショップ開始
ガザ地区はまだまだ寒いです。朝、夕方は上着がないといられません。 でも、2月になると1月の凍えるような寒さはなくなり日中は一枚脱いでも大丈夫なくらいの気温になります。過ごしやすい時期に入っていきます。そんな…