地球のステージ ブログ

地球のステージスタッフによる日誌です。その日の公演の様子や、なにげない毎日の様子をお伝えしていきます。
みなさんどんどんコメントをお寄せください。ステージに関すること、広く伝えたいことなど書き込んで、つながりの輪を広げていきましょう。
心平穏に
東本願寺で公演がありました。そうです、あの京都の東本願寺です。

桑山さんのお父さんが亡くなって数ヶ月後、東本願寺を訪ねる機会がありました。失意にあった桑山さんが、ふと足を止めました。その目線の先には、法語が。
「苦しみがなくなるということは
 その苦しみを 活かしていくということ」
その言葉がひどい落ち込みから救ってくれたのでした。
もう少し自分に何かができたのではないか?いったい何を返すことができたのか・・・などなど悔やまれることばかりで、答えのない苦しみにもがいていた時だったといいます。

それが東本願寺との出会いでした。いつかここでステージが出来れば・・・そうずっと願い続けてきました。これまでにも浄土真宗のお寺や別院で公演を重ねてきました。その都度、本山である東本願寺に思いが募っていき、ついに京都本山での公演が実現しました。

門をくぐると、壮大な建物が。でも決して圧迫感があるわけではありません。荘厳なんです。ぴかぴかに磨かれた床やものすごく太い太い重厚な柱。ひとつひとつがどっしりしています。阿弥陀仏の前で正座して手を合わせると・・・心がすーっと穏やかになっていきました。

日々いろんなことを考え、どうしようもないこともいっぱい起こります。何かに背中を押されているように走り続けなければいけない時もあります。でもこうして目を閉じ、手を合わせるとすーっと心の芯が落ち着いていく感じがしました。

何宗とか何教とか関係ないのかもしれません。自分がよい方向へ進めるよう背中を一押ししてくれる信念のようなもの、普遍でかわらないものが心を動かすんだと実感しました。自分の気持ちを和らげてくれるもの、それが言葉だったり、自分の心と向き合う静かな時間だったり・・・そんな心が平穏になれる時を大事にしたいと思いました。
東本願寺
東本願寺阿弥陀堂の前にて

| aki | - | 20:33 | comments(0) | - |
続けていくこと
先日逗子市にて2公演がありました。
実は、その2ヶ月前、2月下旬にも呼んでくださっていたのです。つまり2ヶ月の間になんと3回も開催してくださいました。2月の公演の評判が良く、ぜひ続きもというお話だったのですが、こんなに早く実現いただけるとはびっくりでした。

公演回数云々ではなく、また呼ぼう!また参加したい!と思いを持ち続けていただけることが嬉しいです。ステージももうすぐ1700回を数えますが、ひとつとして同じステージはありません。参加してくださった方々と一緒につくるライヴステージだからです。だから面白いんですよね。

これからもひとつひとつのステージを大切にがんばっていきますね。

最後の最後まで逗子市役所の方々が積み込みを手伝ってくださいました。もう私なんて出番なしです。頼もしい限り。きびきび、てきぱき動くみなさんに、ありがとうございます!いろんな意味を込めて言葉にしました。

またお会いしたいです。
逗子にて
積み込みを終えて

| aki | - | 21:11 | comments(4) | - |
ヒロシマへ還る
 川本さんは昭和8年、広島市大手町2丁目に生まれ、育ちました。小学校は袋町小学校です。それは何を意味しているのでしょうか。
 小学校6年生の夏、川本さんの家の真上に原爆が落ちてきました。そう、川本さんは爆心地から数十メートルしか離れていないところに生まれ育ったのです。
 しかし川本さんは今も元気に生きています。なぜでしょうか。それは三次(みよし)という広島県の別の町に姉と一緒に疎開していたからです。原爆が落ちて父も母も、小さかった弟も妹も8人が亡くなりました。家に戻るとお母さんは2歳と3歳の弟と妹を抱きかかえるようにして亡くなっていました。川本さんはお姉さんとたった二人だけ生き残ったのです。
 そして川本さんは思いました。
「こんな広島はこりごりだ。もう逃げよう」
 そして岡山に暮らしました。好きな人ができたけど、向こうの両親に「広島の人と結婚すると原爆症がでるからいかんよ」と言われ、絶縁しました。そしてひとりでがんばって調理師になりました。最初は「うどん」から始めたそうです。
 「つくるの簡単じゃから」

 でも努力して店を持ち、それをもっと大きくして150人の従業員を抱える食料品卸の会社を築きました。そして退職、後身に道を譲ったのです。
 そんな時、広島の小学校の同級生から電話がかかってくるようになりました。
 「広島に戻ってこんかい」
 「嫌じゃ、わしは原爆のことを思いだしとうないんじゃ」
 「そうじゃろう、じゃがな、原爆のことを話せる人間がどんどん死んでおらんようになってきとるんじゃ。おまえは元気にやっとる。かえってこんか」
 川本さんは迷いました。けれど、岡山で一財をなし、やるだけのことやった今、思い出されるのは無念の中で死んでいった父、母、そして勉強したかったのにできずに死んでいった小さな弟妹たちのことです。

 還ろう。
 川本さんは生まれ故郷の広島に3年前戻ってきました。72歳になっていました。広島のことを心の中で封印してすでに60年が過ぎていました。
 そこで「ひろしまピース・ボランティア」という存在を知りました。
 広島平和祈念資料館の中で展示の説明をするガイドさんたちのことです。
 「わしにうまく語れるんじゃろかな」
 手探りでのボランティア活動が始まりました。
 そして2年が過ぎ、川本さんはようやく自分の役割を見つけたという思いにいたりました。

 「全国からたくさんの子どもたちが修学旅行でこの広島にきてくれる。そして私たちの話を聞いてくれる。そして子どもたちがまた全国の自分の町に帰り、そこで広島のことを語ってくれる。
 そのことを思うと、無念の中で死んでいった自分の父、母、そして小さかった弟、妹への供養につながる気がしてきた。そこで、今は紙飛行機を作り、中に小さな折り鶴を入れて子どもたちに渡しているんじゃ。それは、全国へ、この広島の平和を願う気持ちが飛んでいくといいという願いを込めている。そしてもう一つは、この飛行機は昔母がよくハガキを使ってつくってくれたもの。だから、自分の母への想いも乗せているんじゃ。疎開して離れ離れになっていたから、8月6日の死に目には逢えんかった。そんなわしの母への届かぬ思いも乗せさせてもろうて、全国へ飛ばしている。個人的なことで申しわけないが、それが、“ヒロシマ”を語らせてもらっているわしの、家族へ向けた想いであり、供養なんじゃ。」
 川本さんの「ヒロシマへの復帰」それは、重荷と同時に、未来へ向けた「もうこんなことしちゃいかん」という願いを込めて、今日も続けられています。
 川本さんは「木曜のボランティア」です。木曜日に広島平和祈念資料館へいかれたら、西館の終わりのところで、紙袋にたくさん入った手作りの折り鶴付き紙ヒコーキを、子どもたちに手渡しているのが、川本さんです。
 一声、
「お還りなさい」
 とお声をかけてあげてください。
川本さん
川本さんが修学旅行生に紙ヒコーキを手渡す
 
 このように、鋭意「ヒロシマ篇」の制作は進んでいます。
 初演は5月24日(土)、仙台にて。「地球のステージ〜果てなき地平線」の中で「ヒロシマ篇」が登場します。

| ドクトルK | - | 22:12 | comments(4) | - |
Dr.ナミカ
金曜日、嵐のような風雨の中、無事「Dr.ナミカの東ティモール支援報告会」が終了しました。お越しいただいた皆さまありがとうございました。

昨年4月から1年に渡って、東ティモールバイロピテクリニックで活動してきたナミカ先生。その間、大統領選挙もあったし、つい2ヶ月前にはその大統領が襲撃されたり、と落ち着かない1年間だったかもしれません。夏にはダン先生が1ヶ月ほどアメリカに帰国していたので院長も務めて頼もしい存在でした。東ティモール在住の日本の方々にもかなり頼りにされていたと思います。

そんなナミカ先生の報告会、さすが「外科医!」と思わせる一面も。
長く滞在したナミカ先生だからこそ見えてきたものもあったと思います。そんな話を聞けた貴重な2時間でした。

今後もアジアやアフリカで医療支援を続けていくつもりです、そう力強く目標を語ってくれたナミカ先生。また一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。

| aki | - | 22:58 | comments(2) | - |
上映が始まりました・・
4月5日(土)より、山形フォーラムで劇場上映が始まりました。
初日の桑山さんの舞台挨拶も無事終了しました。

舞台挨拶  舞台挨拶

今まで地球のステージを見にきて!と積極的に営業したことはなかったのですが、今回は友人はじめいろんな人に声をかけました。

小学生の娘さんをもつ友人が感想を寄せてくれました。
「○○○(娘さん)は初めて見る・知る出来事が多かったらしく、始終黙ってじっと見入っていました。私にとっても、遠い国の事として知っていた”つもり”のことが、ここで身近な人が頑張っているんだと思うと、同じ時代に同じ地球で生きるものとして急に身近なことに感じられました。」

じっと見入っていたという娘さんはこの4月で4年生になりました。
何を感じ、どんな思いを抱いたのか、ぜひ聞いてみたいですね。

映画表示  映画館の表示板



| aki | - | 08:45 | comments(3) | - |
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