アリさんの生き方

今回お世話になったアリさんはケペズ村の自治会長です。

物資配給も巡回診療も、この村のことをよく知っているアリさんがみんな先導してくれました。

時にはアクチャダー市を抜けて山の反対側にあるハンチェリン村まで・・・。

本当に顔の広い、つながった人だなあと思います。そんなアリさんが言います。

「大切なのは教育だ。

どんな田舎に生まれても、どんな苦労を背負い込もうとも、人が人として自立していくために必要なことは教育なんだよ。ワシもそう教えられてきたし、今もそう子どもたちに教えている。こんな田舎の村でも何と大学進学率は9割を超えているんじゃ。お金がなくても勉強頑張って国立大学に入れば授業料は無料。そこをみんなが目指して、とにかく資格を取って生きていく道を選んできた。医師、弁護士、教師・・・。そうやってワシらはここで暮らしてきたんじゃ。」

ここでもミャンマーで出逢った人たちと同じ考えの人がいました。

「教育こそ、人の根幹。」

本当のことは国が違っても、ちゃんと同じことを考えているんだと確信します。

 

そんなアリさんが最後に言いました。

「日本は遠い国じゃ。トルコで何かが起きても関心のない人もおるじゃろう。しかしそれを乗り越えてこうして”自分ごと”としてこの大地震の災害を捉え、支援してくれた日本人がいたことをワシはずっと忘れない。」

アリさんとの再会を約束して、トルコを離れました。また日本の皆さんに伝えたい人の生きざまに出逢いました。だから「トルコ大地震救援篇」が誕生します。「地球のステージ」はこうして外国で起きた出来事に「支援」で参加し、そこで得られたことを今度は「日本に伝える」という使命をずっと果たしてきました。

今度は、伝えていく私たちの番です。

桑山紀彦

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