活動4日目~物資配給と巡回診療

今日も朝から61家族分のパッケージをクルマに積み込み、通い慣れたマラティヤ県のアクチャダー市周辺を回りました。昨日と同じく自治会長のアリさんが先導し、その地域の「支援が足りていないところ」を目指していきます。

片野田さん曰く、被災直後の2月と比べて格段に人々の表情には明るさと余裕が戻ってきていると言います。それでもまだまだ復興への道のりは遠く、村の人は多くのストレスを抱えていました。

今日も求められて何人かの巡回診療を行いましたが、甘い紅茶と多量のパン(糖類)を食べる習慣も相まってとにかく血糖値が高い人が多いことに驚きます。そしてこんなにも医者も病院も近くに存在しない環境があることにも驚きました。

医者が来たと言うだけで、多くの人が集まり様々な不調を訴えて来られます。

そんな中で言われたのが、

「お医者さんが来て、聴診器を当ててもらっただけで安心する。」

という言葉。もう随分忘れていた感触でした。でも久しぶりに異国の地で聴診器を胸に当てると、その人の生きている証し~心臓の音が聞こえてきます。それはどんな国でもどんな民族でも全く変わることのない「人の生きている音」です。

日本ではオンライン診療が脚光を浴びている傾向もありますが、でも医療の基本は「医者が触ること」なのではないでしょうか。それを改めて実感する思いでした。

「なんともない、いい心臓の音だった!」

と言うと、皆さん満面の笑みをたたえてくれます。

被災して、ある民族であるという理由で国から見捨てられて、他の地域からも差別されて・・・。そんな地域にこうして日本人が来て聴診器を当てることの意味。それこそ自分たち「地球のステージ」が目指してきた国際協力の姿なのではないでしょうか。

片野田さんも言います。

「物資配給だけで考えてきたけれど、桑山さんが医者として活動することで、今回の支援活動はすごく拡がったと思います。」

盟友片野田さんとの協働事業は、これからウガンダにおける南スーダン難民支援でもずっと継続していきます。そして何とウクライナ支援でも・・・。

桑山紀彦

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。必須項目には印がついています *