今日は粛々と外来でした。 3週目に入って心の問題はますます深刻化してきているように思います。津波の夢にうなされる、ということは確かに容易に想像できるのですが、春代おばあちゃんの記憶は苦しいものです。 「この…
年: 2011年
ノースカロライナの動き
今日は朝の7時から、アメリカはノースカロライナの皆さんとSkypeしました。30分間、テレビ電話で話しても全く無料。世界は本当に身近になりました。 今、このアメリカに住む友人たちと計画している大きなプロジェ…
江里ちゃんの赤いシクラメン
江里ちゃんは避難所に暮らす21歳です。 うちは閖上で崩壊したと聞いていました。 あの日、仙台の職場で被災した江里ちゃんは、家族に連絡しましたが全く携帯が通じません。不安な中江里ちゃんは家のある名取の方向を…
被災地の日曜日
今日は日曜日。本当は休みですが被災地は休みではありません。 今日も避難所はそこにあり、そこに人がいます。被災して以来、僕たちに曜日はなくなってしまっているのです。それでも1日1日を数え、いつの間にか日が経っ…
被災地初のサッカー大会
今日は名取の館腰小学校を舞台に、そこへ避難している子どもたちのサッカー大会を開催しました。 これまで震災後、幾多のサッカー大会をやってきたでしょうか。 イラン南東部大震災のバムに始まり、パキスタンでもサッ…
世界からの支援
今日は1日診察室にこもって心療内科の外来でした。 ロシナンテスの川原先生がやっている移動診療。NICCOが陸前高田の移動診療を展開しています。奈実香先生は午前中押し寄せる患者さんに一人一人対応しながら、診療…
心のケア~巡回診療
今日は名取市文化会館の避難所。心療内科の巡回診療です。 名取市文化会館。それは昨年5月、我が「地球のステージ」の総会を開催し、「地球のステージ」~一人芝居版の上演を行ったところ。そして今年2月5日は新作「地…
涙の仙台空港
僕たちは年間100回以上仙台空港を利用してきました。 いつもいつもこの空港から全国の公演の地へ旅立ち、そして戻ってきました。僕たちにとって全国の皆さんとつながる、世界とつながる、その始まりはいつも仙台空港で…
9歳の頑張り
太(ふとし)君はいま9歳。閖上(ゆりあげ)小学校の3年生です。 津波で被災し、家は完全に倒壊して今は避難所で暮らしています。 「ぼくね、あのとき塾にいたんだ。生協の前の塾だよ。ものすごい地震が来て怖がってた…
つかの間の休息
今日は朝に山形空港に戻ってきました。 仙台空港が津波によって破壊され、復旧は半年以上かかると言われている今、頼りになるのは山形空港です。ここ数年閑散としてしまい、利用促進キャンペーンが空振りのように見えて切…