地球のステージスタッフによる日誌です。その日の公演の様子や、なにげない毎日の様子をお伝えしていきます。
みなさんどんどんコメントをお寄せください。ステージに関すること、広く伝えたいことなど書き込んで、つながりの輪を広げていきましょう。

小山さんご夫妻と雄一郎さん

2017.02.19 Sunday

今日は長岡京市でのステージでした。

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 いつも海外渡航の際のチケットをお願いしているアトラス神戸。その経営をされているのが小山ご夫妻です。マイクさん(日本人です)、そして由美子さん。

 このお二人のご子息、雄一郎さんが病気で亡くなられたのが8年前でした。

 1周期の時に追悼のステージをさせていただき、今回は7回忌の追悼のステージをさせていただきました。

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 僕たちは津波以来、強く「次の世界」「向こうの世界」を信じるようになり、天に昇った人たちが空から見守っているということを素直に信じるようになっているので、今日も雄一郎さんが両親の気持ちに触れて降りてきて見守ってくれていると信じ、ステージを公演しました。

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 今日はステージ2番だったのですが、最後の「6年目の津波篇」は、「天に昇った子どもは地上に残っている親を支えることができる」というテーマでもあります。そんな話しの中で豪快なマイクさんが男泣きに泣いている姿をみることは、とても心に迫るものがありました。

 大切な人のことを一生懸命思って涙が流れてくる。そんな時間を大切にしたいと思うのです。丹野さんが教えてくれた、

「”そんなに泣いていると子どもが成仏できないよ”という言葉は、言った人にしてみれば励ましのつもりなのだろうけれど、こんな辛い言葉はない」という真実。せめて親が子どものことを思って涙に暮れてもいいじゃないか、と言うメッセージを丹野さんの代わりに届けました。

 こうして子どもを亡くしたお父さんお母さんの気持ちにできるだけ沿いながら、今日の「地球のステージ」は進んでいきました。

 たくさんの人が大切な人を空へ送りました。でも、向こうから色んな「サイン」が送られてくる。それを時々身に感じながら、やがて来るであろう「再会の日」まで、僕たちはこちらの世界で一生懸命生きていく。

 そんなことをみんなで確認し合った公演の1日でした。

 

桑山紀彦

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飽食の国、アメリカ

2017.02.08 Wednesday

ここ、ニューヨークの物価はあまりに高く、言葉もありませんでした。

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 一風堂ニューヨーク店の一番安いラーメンは14ドル。つまり日本円にすると約1600円。そこに必ずチップをつけなければならないので、現在の通常のチップとされる20%弱を加味すれば2000円弱になります。もちろん場所の特殊性や日本食=高額という要素を検討すれば一概な比較はできないとは思いますが、それでもあまりに高いニューヨークの物価。

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 これでは日々人々の中に「もっとお金を!」という気持ちが芽生えないわけがないように思えてきます。一体いくらの給料をもらえばこの町やこのアメリカという国でやっていけるのでしょう。一旦上げてしまった生活水準はなかなか下げられないとすれば、このニューヨークという町に住みたい人は、日々「どう儲けるか」が日常の課題になっているように思えます。

 12月のオーロラ撮影で訪れたアラスカ州フェアバンクスにおいて感じたのは、飽食のアメリカ。あまりに食べる量が多く、しかも野菜が極端に少ない超肉食。そのため大腸ガンの発症率が非常に高くなっています。大腸ガンと肉食の多さの関連性は強い結果が出ていますが、アメリカはいま「食べ尽くそう」としているように感じられました。

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 肥満率も先進諸国の中で著しく高く(常に1位:出展〜http://tg.tripadvisor.jp/overweight/)、アメリカ発着の航空機に乗ればそのボーディングブリッジに列をなす車いすの多さに驚きます。聞くとそのほとんどが肥満によって膝を痛め歩けなくなった高所得者のためであるといいます。

 飽食、そして肥満化、お金への執着…。まさにアメリカに「コストコ」が必要な理由がそこに見えてきます。この病める超大国に渦巻く多くの不満。それがまさにトランプを大統領にまで押し上げてしまったマグマなのではないでしょうか。確実に行きすぎの食生活、暴走した経済感覚がアメリカの現状のように思えてなりません。この閉塞感やイライラ感がトランプ氏を支援するエネルギーにつながっていっているのではないでしょうか。

 ちなみにカツカレーも14ドル。チップを含むと2000円でした。相変わらず自分もそんなもんばっかり食べてます…。

 

 さて、清恵さんと会いました。

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 こちらでドゥーラおよび看護師として日々を過ごす彼女はNGOの仲間です。津波が来て4日の2011年3月14日、既に彼女は「東北国際クリニック」の2階、大広間に姿を見せていました。

 現在は国連に勤める夫と共にこのニューヨークに暮らし、新しい助産の概念「ドゥーラ(助産付き添い師、とでも訳しますか。語源はギリシャ語です)」の資格を取り、地域で活動しています。

 さっそくトランプ氏について聞きました。

「はっきり言えば、みんな冷めています。このニューヨークはヒラリーを推していましたのでみんな現在でも反トランプです。しかし、トランプになったからといって移民や難民でない限り日常の生活に変化が出るような状況にはなっていないからでしょう。

 でもこのグローバリゼーションの時代に、アメリカ第一主義を持ち出して移民難民を排斥しようとする人が大統領になるとは誰も信じていなかったと思います。4年後にはひっくり返ると信じてはいますが、この4年がどうなるかやっぱり心配です。

 国連だってどう扱われるか不透明。すごい時代が来てしまいましたね。」

 そんな混沌たる時代だからこそ、自分がどう生きていくのか試されているのだと思うと清恵さんは訴えます。自分にとって譲れないたった一つの「役割」を信じて進むしかありません。彼女は「ドゥーラ」という新しい概念の助産支援を。僕は心のケアと映像表現という役割で…。

 明ちゃんと3人で寒さに震えるマンハッタンを歩きながら、やっぱり国際協力という分野においてつながった仲間はいいなあと思いました。なんとか「無償のもの」「お金に換算できないもの」を求め合ってきた友としてのつながりを感じながら歩きました。

 それでもまだ道の途中。お互いがお互いの現場で接点を持ち続けられるように、刺激し合っていきたいとも思いました。

 

 夜、もう20回目になるミュージカル「キャッツ」へ。

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 これまで劇団四季版だけでも十数回、そのほかにもこのニューヨークでも3回、ロンドンでも1回と常に観てきた「キャッツ」。1996年1月15日、「地球のステージ」の初演で「キャッツ」の中のナンバー「メモリー」(→カンボジア篇)を取り入れたのも決して偶然ではなく、無謀なことに「地球のステージ」は「キャッツ」を目指そうと思ってきたからです。それは「常に進化し続けること」「何回観ても”良かった”と言ってもらえること」を目標にしてきたからです。(「キャッツ」と比べるなどあまりに失礼だとは思いますが、目標は高い方がいいですから…。)

 今回久しぶりのブロードウエイ公演を観てびっくりしたのはまさに上記2つが実践されていたことです。ほぼすべての編曲が新しくなり、演技も踊りにも新しいものがふんだんに取り入れられていたことです。「決して同じではない、常に進化し続ける」事が実践されていました。

 そしてやはり最後、主人公グリザベラが失意で崩れ落ちたあと、シラバブの歌声に愛情を感じて立ち上がり、

「私に触れて!私を抱いて!」

 と歌うところ。20回目であっても涙があふれてきました。もう何度も見ているし、筋もすべて理解していても、「その場面」になると涙が出てくる。これが僕にとっての「キャッツ」です。

 これからも無謀とは思えどもこの35年続くミュージカルのように、

「常に進化し続けること」

「何度観ても感動してもらえること」

 を目指しながら、「地球のステージ」も35年続けたいと思います。ということはあと14年か〜。自分は何歳になっているんだろう…。おっと考えない考えない。

 

明日の夕方にこちらをでて、羽田には9日(木)の夜に着きます。10日、11日とフルで診察の日々。12日は日光のステージ。もちろん休みはありません〜!

 

桑山紀彦

 

 

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ようやく納得の地平線に沈んでいく星

2017.02.06 Monday

今朝、3度目の朝3時起きで入ったウユニ塩湖の星空タイムラプス。第1回目よりも明るさを増して登場です。
なるべく暗いところでご覧下さい。

やはり宇宙に存在する星の多さを感じました。
「地球」を大切に!

 

その動画は→こちら

 

桑山紀彦

 

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ウユニ塩湖

2017.02.05 Sunday

今回ボリビアでは、「ウユニ塩湖」の撮影も行っています。

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 広大な干上がった塩のくぼみに、毎年雨期にだけ雨が降り10センチ以内の薄い水の膜が張ります。それは風の影響を受けないので鏡のようになり、地上のものを写して「鏡像」になるというそんなふしぎな湖。

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 ところが世界的な気象の変動を受けて、この2週間全く雨が降らずウユニ塩湖は干上がりつつあります。現地の皆さんは口々にエルニーニョ現象とラニャーニャ現象の強い影響を訴えています。ここにも地球規模の気象の変動が来ているのです。

 アラスカでも仲良くなった河内牧栄さんが、

「アラスカにも確実に気象の変動の影響は来ています。」

 と語り背筋が寒くなったのですが、この南米で多くの観光客を集める地にも気象の変動が来ています。

 僕たちは真面目に地球温暖化に対して何ができるのか考えなければなりません。大自然を相手の撮影活動に入ると、常にそれを感じてしまうこの頃です。

 

 それでもわずかに残った薄い膜状の水のおかげでこんな美しい風景が撮れるし、遠近法を使うとものすごくジャンプしているように見えますが、これせいぜい20センチくらいしか飛んでません。

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 しかも3500メートルに近い高地だから過度のジャンプは厳禁ですが、ここまで行くのにもう4回も飛んでしまいました。ゼイゼイ。

 

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 今回はタイムラプスの技術を使い、そして購入した4K機器、Canon EOS 5D Mark-IVを使って星空のタイムラプスを撮影しました。地平線を分けて空から沈んでいく天の川とそれに引き込まれるような湖面に映る星。

 この美しい「地球」をみんなで守りたい、そう思う日々です。

 

桑山紀彦

 

その動画はこちら

 

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陽さんに変わり、美子さんへ

2017.01.30 Monday

今日は、東ティモールの新しい担当、柳瀬美子(よしこ)さんの歓迎を込めて昼食会と誕生パーティでした。

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 柳瀬さんは菊地陽さんの代わりにこれから東ティモールに赴任します。僕と同じ50代ですが、これまでの多くの経験を元にこれからの「地球のステージ」、東ティモール事業を引っ張って行ってくれることでしょう。

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 ちなみにこの食事は、弾丸(だんまる)赤木さんがすべてつくる手作りです。診察のある曜日はいつも赤木さんがつくってくれますが、今日は最大の8人分。みんなで楽しそうに昼食を食べました。

 そして夕方、柳瀬さんは東ティモールに旅立っていきました。皆さん、これから柳瀬さんを応援して下さいね!

 

 夜は菊地陽さんのお疲れさま会でした。

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 3年間、がっしりと東ティモール事業を支えてくれた陽さん。陽さんのおかげでここまでやってこられました。なんだかんだで3月にはまた別件で東ティモールに戻る陽さん。おそらく1年半ほどはそのまま滞在するであろう彼女はいつも頼れる人です。

 

 激動の中、「地球のステージ」に多くの人が集いそして分かれ、そしてまた集います。

 

桑山紀彦

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