昨日は、閖上を舞台に丹野さんの証言録を撮影させてもらいました。
ご自宅跡から避難された公民館。そして閖上中学校前の慰霊碑、日和山。要所と思われるところを巡りながら丹野さんの言葉を記録させていただきました。
もちろんこうしてビデオにするよりも直接丹野さんの声を、言葉をお聞き頂く方が重要かと思いますが、いらっしゃった皆さんすべてが丹野さんに触れられるわけではありません。だから証言録の制作をさせて頂きました。
完成は来週あたりですが、ナレーションは映画「ふしぎな石」の主役、佐藤里咲さんにお願いすることになりました。里咲さんももうすぐ中学校1年生です。
さて、丹野さんの証言録の撮影の後は、いい天気でかつ風が弱いという絶好の天候に恵まれている今日この瞬間に、飛ばせるだけ飛ばした方がいいと思い、みんなでクワッドコプター、Fantom-2を飛ばしました。今回は難しい「走行しながら飛行体を前に進めていく」というテーマに取り組みました。
クルマを走らせながら、屋根を開け、桑山がプロポ(送信機)を操作し、明ちゃんが運転を担当し、優子ちゃんがWifiでつないだ伝送画像をチェックするという役割分担で決行しました。
一つ間違うと、飛行体はあらぬ方向に飛んでいくし、上空は風が強いのでどうしても右に左に流されていきます。それを軌道修正しながら、道に沿ってまっすぐ進めるには本当に技術が必要です。
何度も失敗しながらようやく納得いく映像に近づけました。
その撮影隊の様を4月1日より「地球のステージ」の正式スタッフとなる桑島愛希子(通称桑ちゃん)が撮影してくれていましたが、まるでイタリアのフィアット500(チンクエチェント)に乗るルパン三世とふーじこちゃん、五右衛門の3人のようでした。
(堤防工事の進む閖上の名取川沿い。チンクエチェントの向かって左上上空にある物体が飛行体)
(プロポを持って必死に飛行体を追いかけ、操縦する桑山。全然余裕なし)
(あ~、川の方に流れた~!の瞬間。でもちゃんと戻せました)
これからも空撮映像で空に昇っていったみんなの視点で下界を眺め、天にいる人たちへの想いを共有したいと思っています。
桑山紀彦
クワッドコプター、三人の息がぴったり合っている様子が伝わって来ますね。
新しい映像を楽しみにしています。
FANTOM-2を墜落させないように・・・・。
ルパン桑山ですか(^o^)
お巡りさんが見たら、ちょっとw、と注意されそうな写真ですね。
映像のアップを楽しみにしてます。