昨日までの雨模様が一転して今日はとってもいいお天気です。
もう一度国境付近に行ってみました。1週間ほど前にあいたエジプトとの国境線。今は2ヶ所に制限され、通行は人か馬車に限られている様子で、車は通してもらえず立ち往生。おそるおそるその人込みの中に紛れ込んでみました。なんとも言えぬ物々しい雰囲気で身震いさえします。桑山さんはどんどん中に入っていきますが、私はちょっと腰が引けてしまいトラックの物陰からその様子をじっと垣間見ました。国境線をはさんで、エジプト軍とハマスの治安部隊が銃を持って監視しています。カメラを向けるのも最初はためらうほどの緊張感がありました。桑山さんはどんどん中に入っていきます。離れるのはまずいかなあ・・・と思いつつもロバの陰から見守りつつ、なんとかカメラを向けてみます。そうして国境線に立っていたら、人々が私達に向かってエジプトに渡っていいよ、と手招きします。興味はあったのですがさすがに「ノーノー」と断って戻りました。
国境付近・警備が物々しい
この機会に便乗して多くの商売が成り立つありさま。大型バスはガザから多くの人をエジプトに運ぶ為に大繁盛。灯油などの燃料には儲けの為か水を混ぜて販売する悪徳業者も出ているとか。封鎖時にはタバコ1箱1ドルの物がなんと220ドルの高値をつけたとか！今はエジプトから品物が入ってきて値段は落ち着いたようですが・・・なんともなんとも。
そんなガザも今日は金曜日でお休みの日。子どもたちにとっては冬休み最後の日。今日はガザの友人の家にお邪魔し楽しいひとときを過ごしました。パレスチナの家族は大家族です。みんな本当に仲がよく、笑いが絶えません。政治的な問題から孤立してしまったガザ、1時間先のことすら考えられないのが現実と訴える姿とは裏腹に、とても仲のいい家族・友人たちが穏やかな笑いに包まれて普通の生活を送っているのも本当の姿です。心の豊かさを感じる時です。
アキさんレポートしっかり読ませていただいてます。
メールの環境は良く、人々も家族仲良く笑顔がいっぱい。
でも、1時間先のことは考えられない国が有ることを地球のステージと出会えたことで知ることができました。
今すぐ何かができるわけではなくても、知ることはこれからの道を開くことになると思っています。
くれぐれも体調には充分気をつけて下さい。
無事なご帰国をお祈りしています。