四国の熱い風

土曜日、日曜日と四国は愛媛県公演でした。
 四国はあまり多くはないのですが、実はJICA四国の水谷支部長は前JICA二本松訓練所の所長でいらっしゃって、協力隊のOVでいらっしゃいます。そしてこの四国に赴任されて以来、香川県公演、高知県公演と連続して呼んでいただき、ついにこの愛媛県公演となりました。
 実は愛媛県は中国地方の島根県のように、協力隊が活発な県なのです。
 志望される人の数が多いのも特徴ですが、協力隊を見守る人たちの層が厚いのも愛媛県の特徴です。
 土曜日は四国中央市のステージでしたが、森高さんという熱い県議会議員の方がおられ、協力隊を育てる会の初代会長をされていました。
 今も、こうして協力隊を見守り、愛媛の発展につなげていらっしゃいます。
 昨日は、土居という小さな町のホールで行ったのですが、その土居の駅前はまさに映画のセットのような美しさでした。
 人も優しくほがらかで、本当にこの地に「生きている」人たちの息吹に触れて、感動していました。

 そして日曜日は松山市のステージでした。
 多くの協力隊OVが集まり、活発な雰囲気の中でステージが進んでいきました。
 愛媛県といえば、やはり佐田岬半島の「港屋のおばちゃん」です。
 今は八幡浜のシニアパンションに暮らしているおばちゃんですが、今日は来られませんでした。でもやっぱり四国の公演は僕にとっての「原点」を思い出させてくれます。
 それは旅の始まり、そして人の優しさに触れるきっかけとなっていったからです。
 旅の始まりが四国で良かったといつも思いますが、今回も優しい愛媛県人に触れて、本当に心がホットなる2日間でした。
 ちなみにだんまる(弾丸)赤木さんも全行程一緒でしたが、物販売のお手伝いや、なぜか子どもの面倒を見るという点において、本当に助かりました。
 最後の物販売の場所にいらっしゃった、成本さん。
「私は平成14年度一次隊で、駒ヶ根にいたものです。」
 平成14年度一次隊、駒ヶ根といったら、「地球のステージ」が駒ヶ根で始まったその最初の隊次です。そして、ステージが終わった瞬間、スタンディングオベーションがあり、こちらが号泣した想い出深い公演なのです。
「私は赴任中、ずっと「地球のステージ」のCDを聴き語録集を読んでいました。辛い時、苦しい時はCD聴いて、あの時のことを思い出し、元気づけてきたんです。だから、今日はどうしてもそのときのお礼が言いたくて・・・。」
 ありがたかったですね。
 僕も励まされたのに、成本さんも現地で励まされてきたという。そんなお互いの支え合いが嬉しかったです。
 これからも水谷支部長と共に、四国に「地球のステージ」が広がっていくことを祈りながら、松山空港を後にしました。
 四国に幸あれ!!
桑山紀彦

四国の熱い風」への4件のフィードバック

  1. 人のつながりが大きな力になるんだな、ということを改めて感じます。
    港屋のおばちゃん、お元気でいてくださいますように。

  2. 二日の四国公演お疲れ様でした。
    私も行きたかったなぁ~
    熱き想いの人たちが、集まると暖かい空気が流れるような気がします。
    我が町もそうなってほしい、いや、そうしたいのに なかなかです。
    細々とですが、長く応援し続けたいなぁ~

  3. 先週は3回目の追悼~新たな復興への再スタート。
    今日は地球のステージ原点での再スタート。
    何か運命的な巡り合わせを感じます。

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