3回目の3月11日のことを想います。
今回もりんりんが中心となり、綿密な計画の元、14時46分に備えました。
1回目、サイレンが鳴らず、1分遅れて黙祷になったことを踏まえ、昨年はこちらでサイレンの音まで用意して臨みましたが、見事にサイレンが鳴りました。
でも昨年はご遺族皆さんのあいさつがとても短く、時間がまいてしまって(余ってしまって)焦ったことを教訓にしていました。従って、今回は14時35分にスタートしたのですが、3回目の今回、とても嬉しかったことがあります。
それは、ずっと遺族会を支えてきてくれた佐々木さんと大川さんが、とても長く、しっかりとしたあいさつをしてくださったことです。
会長の丹野さんは常にすばらしく、そして心にしっかりと届くあいさつをしてくださいます。
副会長の櫻井さんもまた、すばらしいあいさつを下さいます。
昨年はそんな中で、佐々木さんと大川さんがどうしても短めのあいさつになっていらっしゃって、気になっておりました。
(向かって左から、佐々木さん、丹野さん、菊地さん、大川さん、櫻井さん)
ところが、今年の佐々木さんは、
「閖上中学校をこのままつぶしてしまうのではなく、”どうするか”の議論をしましょう!」
と聴衆に語りかけ、
大川さんは、息子の駿君へ、
「今どうしているのかと、本当に心配で、心配で・・・。」
とお母さんとしての切ないお気持ちを語ってくださいました。
(向かって左端に江里ちゃん。初めて空のお父さんへメッセージを飛ばしました)
そうなんです。400人の参列の皆さんを前に、ご遺族の皆さんが「語ってくださった」のです。とても大切なことだと思いました。それは明らかに心が前に向かって動いていらっしゃるという証のように、僕には思えたのです。
本当にこの活動をやっていて良かったと思う瞬間でした。
そのおかげで時間は足りないばかり。あっという間に、多くの”言葉”を得て式典が過ぎていったことは幸せなことだと思いました。
来年はもっともっとご遺族の皆さんが語ってくださいますように!
桑山紀彦
追記
ついにNHKから「課外授業~ようこそ先輩」の出演の打診が来ました!ロケは7月か9月、秋に放送の予定です。うまく企画が通って正式に決まったら、またお知らせしますね。
絶対に教室にはギター弾きながら入っていきたいと思っています。
遺族会のみなさんが思いを語る場があってよかったですね。
閖上中学校を震災遺構として残せるといいな、と思います。
江里ちゃんも鳩風船を飛ばすことが出来たんですね。
少しずつ前進している姿に胸を打たれます。
皆さんいい顔をしていらっしゃいますね。
少し悲しみを乗り越え安らぎを得られた笑顔だと思います。
語ること・・・とても大切なんですね。聞くこと感じること。これもとても大切だと思いこれからも地球のステージを見に行くことを続けたいと思います。
毎年、地球のステージを見てきましたが、先日見た地球のステージ6は閖上の皆さんが一歩一歩前に進んでいるのが特に伝わってきました。
遺族会の皆さん、メッセージは天国のご家族に必ず届いています。
江里ちゃん、お父さんはきっと喜んでいますよ!