スタディツアー4日目

いよいよスタディツアーも4日目を迎えました。
 そろそろ疲れ出てくる頃ですが、みんな元気に張り切って臨んでいます。
 長瀬君はばっちりダン先生に張り付いてかなりの部分を英語で達者に質問しています。ダン先生も彼のまじめさに打たれ、多くの時間を割いて説明していました。
 長瀬君曰く、
「日本ではまず見ることのできない症例がたくさんだ。教科書でしか見られない疾患がこんなにあるなんて・・・。しかもそれをダン先生は見事に解決していく。」
 まさに、神業に触れる想いです。
 僕の方は特別診察室を作ってもらって診療を続けます。
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 今回思うことはとにかくマラリアが激減しているというところ。ダン先生も、
「今回の雨期では、まだ5ケースくらいしか出逢っていない。これは本当に少ないと言うことだ。」
 と言います。幸せなことですが、その反動で来年などにマラリアが激発しないと良いけどなあという不安があります。
 そんな中では、比較的一般的な疾患が多いので、ほっとしているところです。
 午後からは協力隊の赤星さんの活動値を見学に行きました。
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 保健省の中で栄養の専門家として活動しているのですが、栄養の改善はこの国にとってとても大切なテーマです。ぜひ大いなる展開を目指していただきたいと思いました。
 マックを使っているのが印象的でしたが、インドネシアの携帯電話会社、デレコムセルのネット通信用モジュールがマックに対応していることがわかってほっとしました。「地球のステージ」はパレスチナも、東ティモールも、そして名取りも全員マックで統一しておりますので。
 続いて塩田さんの工業高校の見学に入りました。
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 庭の広いのびのびした学校で、好感度抜群でしたがやはり教育のレベルはまだまだ途上にあるようで、塩田さんはITの先生として、この高校の先生を教える仕事をしていますが、みなさん指先でキーボード入力であったり、ようやくワードやエクセルに慣れようとしているとのこと。それが生徒さんではなく、それを教える先生たちのレベルとしてその「地点」ですから、今後の発展に大いなる期待をするほかありません。
 でも協力隊の皆さんが異口同音に、
「この国は若い。だから一緒に国を創っていくという喜びがある。」
 といってらっしゃいましたが、まさにその通り。それだけ、やりがいがあると言うことです。
 こんなふうに協力隊の皆さんの活動現場が見られるようになったことで、スタディツアーも内容が充実してきました。
 明日は最終日です。
桑山紀彦

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