今日は仮設住居「箱塚桜」の子どもたちとのラッシュ視聴会でした。
ラッシュとは映画用語で「粗編集」のこと。それでも桑山(ドクトル)が一生懸命編集した80%完成ものです。
閖上を舞台に、5つの石のかけらを探しながら歩く子どもたち。それぞれの場所で想い出があり、大切な人と出逢います。「桜」チームは漁師の太さんとの出逢いが印象的です。
そんなチームの中にいるのがひなちゃんです。
閖上小学校3年生のひなちゃんは、名取子どもミュージカルにも出演するバリバリのタレントです。将来の夢はもちろん女優さん。演技もとても光っています。そんなひなちゃんが引っぱるこのチームは本当に味があって、色があって、笑いもあり、泣きもあり、見事な展開で物語が進んでいきます。
ひなちゃんはオープニングで出て来る真っ白な雲海に心の底から驚いていました。
みんなお空の上に行ったことがないのかもしれませんね。雲海はこんなにきれいです。映画「不思議な石」はそんな雲海のシーンもあります。
そして終盤、ついに石のかけらが集まって天から声が聞こえて来るとき、ひなちゃんは涙ぐんでいました。
もちろん既に現場で撮影したシーンです。でもちゃんとこうして感じることができる。立派な感性です。
こうして僕たちは津波に向き合ってきました。
これからもこうして津波に向き合っていきます。先週の地震で多くの人が心に再びダメージを受けています。でもその一部は、まだまだ津波に向き合い切れていないから、と言うこともあると思います。
気が重いけど、そろそろこの子たちのように「向き合う」時期が来ているように思います。
桑山紀彦
素敵な横顔。
心が温かくなる横顔です。
ブログを読むだけで、涙が出てきます。しっかり受け止めて感じちょるんじゃなって。
ひなちゃんの素直な心に感動しています。
この間の地震は大きかったのでショックを受けた方も多いでしょうね。
ドクトル桑山の支えが必要な方もいることでしょう。
よろしくお願いします。
あどけない顔のどこに津波n6い向き合う強さがあるのでしょうか?
まだ向き合えないで心の中だけで苦しい葛藤をしている人々の生きる気力が心配です。
津波を目の前にして、傷ついた心は、地球のステージのスタッフの皆さんのおかげで癒され、今を受け入れ、前(未来)に向かって進んでいます。ありがとうございます。