明治大学の講演

今日は、本当に久しぶりの「講演」でした。

 いつもはステージの「公演」ですが、今日はお話しの「講演」です。ステージ以外は滅多に受けないのですが、今回は国立市のステージを10年ほど前に見た、明治大学大学院の横田雅弘先生とおっしゃる教授がお誘いくださったので「ステージつながり」と言うことでお受けすることにしました。
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 とはいえ、いつものステージ1番~6番とは全く違うので構成に苦労しました。
 それでも今日のテーマは「バリアを越えるイマジネーション」です。
 想像力によって、文化、言語、習慣のバリアを越えてお互い理解し合えたらどんなにいいだろうか、と思い4つの作品を出しました。もちろん歌うのではなくビデオクリップによっての紹介です。
「地球のステージ・プロモーションビデオ2012年版」
「東ティモール篇3」
「ガザ危機篇2」
「震災未来篇」
 これを歌と共に曲を組み込んで、ビデオクリップとして出しながら話をしました。
 僕が思うに、人は自分の人生においてみな主人公です。その主人公であることを誇りに生きていくことが大切。
 あまり人と比べすぎず、前の自分と比べて発展を確かめることの意味。
 困難こそ、人を強く、豊かにするものと信じる意味。
 そして異なる文化、習慣の人と出逢ったときに、不安ではなく興味を持てる人間であることの意味を共に考えました。
 そして、どんなに貧困、紛争、災害にさいなまれていても、そこには人の人生があり、音楽というBGMによって、いかようにでも描ききれることを紹介しました。
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 この世にただ貧しいだけの国なんて存在しません。
 この世にただ危ないだけの国なんて存在しません。
 どんな国にも人が生きていて、その人なりの物語があるのです。そんな生きている人々の物語をNarrative(物語的)に綴っていくのが「地球のステージ」の目指すものです。
 そんなことが、「公演」ではなく「講演」で伝わったらいいなあ、と思い1時間ほどしゃべってみました。
 今の大学生はみんな内向きと言われています。だからこそ、せっかく地球の生まれてきたことの価値を感じてほしい。大きな世界に出て行き、自分を試し、そして自己を確立していってほしいと願います。
 そんな思いの中で綴ってみた明治大学の講演会。
 みんなはどんな思いで聴いてくれたでしょうか。
桑山紀彦

明治大学の講演」への5件のフィードバック

  1. 今日司会をさせていただきました明治大学の宮本です。
    こちらからお願いしたコンセプトを完璧に生かしてくださった素晴らしい「講演」で、大変感動しました。
    映像の構成に関する技術的な工夫とそれを支えている基本的な考え方について具体的に、お話しいただけたのが非常に勉強になりましたし、ぜひお聞きしたかった、桑山さんの「肯定する力」についてお尋ねできて、それがどのようにイマジネーションと結びついているかがわかって、自分にもそうした力が湧いてくるような時間でした。
    来場者の皆さん、特に学生さんたちにも(質問でもありましたが)響くものが大いにあったと思います。
    本当にありがとうございました。
    またこうした機会を設けられればと思っています。その節はよろしくお願いいたします。

  2. 公演ではなく講演と聞いたので仕事休んで行きました。それも基調講演。学長や理事長の皆様のお話に続いて桑山さん。いつものラフなスタイルで。でも いつもの白の服ではありませんでした。テーマと地球のステージをうまく絡めたお話でした。さすが桑山さん。でも 桑山さんを選ばれるとは素晴らしい!!なんでも明大の学生さんは企業からひっぱりだことか?入学式や授業で大学生にステージがませれたら良いのにと思った私です。

  3. ①想像力でバリアを越えると理解が生まれる。
    ②自分が主人公であることに誇りを持て。
    ③人と比べず前の自分と比べて発展を見よ。
    ④生まれてきた価値を感じて自己確立を目指せ。
    ⑤それが幸せな社会に繋がり、人が生きてゆく物語になる。
    今日のブログ~桑山さんが実践してきたビジョン・ミッションが凝縮して詰まっていて改めて納得です。
    明大生は良い講演の機会を得て、是非自分作りの糧にしてほしいものです。
    こうして、じわじわと広がってゆくことがうれしく思います

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