今日は静岡の中学校2公演でした。
午前中は焼津市の小川(こがわ)中学校。午後は2年目になる静岡市清水区の第4中学校でした。
どちらも海に近く、東南海地震が来て津波の被害が出たら確実に更地になってしまう可能性高い中学校での公演です。それもあって、生徒さんの聴く姿勢は真剣そのもの。
以前から静岡の学校はどこでやっても落ち着いているということで「静岡伝説」を持ってきた「地球のステージ」ですが、それにも増して今日の中学校の生徒さんが真剣に聴くのは「人ごとではない」からだと思います。
「海沿い」というだけで風評被害に遭ってきた皆さん。
「そんな危ないところに住んで大丈夫なの?」
などと平気で山の方に住んでいる親戚に言われて傷ついてきたのです。
だから、
「そんな時は言い返そう。“ここは僕の故郷だ”。万が一のことを考えながらどう命を守るか、日々学びながら、ここで暮らす。それだって生き方だ!」
と伝えたい。
日曜日、バラバラに遊びにいっていた家族が津波に遭ったらどうするか。
「きっとお母さんは、約束通り自分一人で山の方に逃げているはずだ。」
「きっと娘は、これまで話し合ってきた通り自分の足で山に行っているはずだ。」
とお互いを信じて、それぞれの行動をとれるように。決して、家族を案じすぎて家に戻り、結局他の人は逃げていたのに自分が亡くなるという悲劇がもう起きないように・・・。
それは、今回私たちが経験したことを活かしていくことになります。そんなことが伝えられる「地球のステージ」の震災篇、復興篇でした。
午後からの清水4中はうれしいエンディングがありました。復興篇の「君に逢いたい」をなんと全校生徒さんが合唱でプレゼントしてくれたのです。
その歌声の強いこと、みんな真剣に歌うんです。とても大きな声が届いてきました。感動の嵐でした。そんなことを企画してくれる清水4中。水野先生はじめ校長先生、たくさんの先生方の取り組みは確実に成功を収めていると思います。
これからも海沿いの学校に呼んで頂き、共に防災を考えられるステージでありますように。
そんな静岡市で久しぶりの自主企画です。
寺尾さんたちがまた企画してくださっている「地球のステージ」は
日時:12月1日(土) 13時30分会場 14時開演
場所:アイセル21静岡
〒420-0865 静岡県静岡市葵区東草深町3-18
電話:054-248-7330
是非、この静岡の実行委員会による自主企画ステージにたくさんの人がいらっしゃいますように!!
桑山紀彦
地球のステージの伝える力はやっぱり凄いですね。
飾らず真剣に訴えることが、見る人たちの心を揺さぶるのだと思います。
「地球のステージ2~国境を越えて~」ありがとうございました。昨年1番を観た2、3年生も今年初めての1年生もみな、あたりまえのことが実はとても幸せなことだったと気づき、どんな境遇でも希望をもって前を向くことの大切さを知らされ、映像に登場した同世代の子供達の目の輝きに心打たれ、練習してきた『君に逢いたい』の本当の意味に深く感動を覚え、東北の被災地とつながれたことに感激し、もっと人の役に立ちたいと思い始めています。すべて「地球のステージ」のみなさまのお蔭です。ちなみに「水野の取り組み」ではなく、安本校長はじめ、昨年の小林、服部、今年の冨山ほか清水四中みんなの取り組みですのでお間違いなく。またお会いしましょう。お元気でご活躍を。
合唱のプレゼントはうれしいですね!
歌声が一つになるって本当に感激ですよね!
素敵な中学校ですね。
早速の修正、ありがとうございました。本校のことをブログにアップしていただき、職員もみな喜んでいました。生徒も見てくれていました。12月の静岡市の自主企画にも是非伺いたいと思います。(ガザの空爆、胸が痛みます…。)
桑山さん スタッフの皆さん、お久しぶりです。城内香葉です。夏には絵葉書をありがとうございました。
清水4中でのステージ お疲れ様でした。私は学校があったので行けませんでしたが、母が行かせて頂き、良い話を沢山聞きました。子供たちのガレッキコンサート、練習の様子は動画で見ていましたが、完成したものを見て母も涙が出たそうです。
4中の生徒の皆さんによる、合唱や募金活動も聞きました。清水にそんな活動が広がってくれて本当に嬉しいです。私も募金活動を続けています。
12月1日のステージには、友達と行く予定です。お会いできるのを楽しみにしています。