今日は周南市でのステージでした。
周南市は市役所が取り組む人権啓発のイベントに、教育委員会が加わって市内の学校で「地球のステージ」を開催するという活動をもう4年も続けていらっしゃいます。
そのおかげでたくさんの周南市立の中学校に行くことができました。
周南市の子どもたちは、本当に落ち着いています。静かに待てるし、きちんと聴く。拍手もしっかりしていました。街が一つになって子どもたちを見守っている。そんな方向性の強い街としての周南はいつも注目株です。
そして徳山駅と言えば「真実のふぐ(ふく)」です。
桑山が勝手にやっているものですが、この駅構内の大きなふぐの口に手を入れると、嘘つきはふぐに手をかまれます。今日の桑山は大丈夫でした!そんな愛すべき周南市。
できれば、これからもずっと続けたいと思っています。このように市役所が全面的に乗り出して毎年公演になっているところは、神奈川県海老名市と仙台市泉区だけです。どこも行政が主導されて学校現場を話し合い、費用を行政が持って学校を舞台に「地球のステージ」を開催していくというとても先駆的な取り組みをしてくださっているところです。
その意味において名取市から一番遠い山口県周南市は、本当に熱い気持ちで行政の皆さんが動いてくださっていると言うことです。特に今は環境生活部の部長となった松本さんもいつものように熱い笑顔で出迎えてくださいました。
今日は福川中学校が舞台でしたが、みんなよく聴く生徒さんで「どこの学校に行っても苦労しない」=山口伝説の通りでした。でも、校長先生と話す中で、予測はしていたけれど、気になることがありました。
「今年に入って、総合的な学習の時間が半分になってしまいました。それは文部科学省の方針で、あのゆとり教育を見直しすることとなり、その結果学力重視に振り戻されてこの時間が削られてしまっているのです。」
これは実は「地球のステージ」には痛い変更点なのです。なぜならこの総合的な学習の時間で呼んで頂いてきたからです。だから校長先生がおっしゃいました。
「今年に入って、本当に学校が忙しくなってしまいました。なかなか学校独自のイベントができない。だからせめて体育祭、文化祭、合唱祭だけでもきちんとやろうという思考になってしまう。よほどうまくやらないと「地球のステージ」などの公演会を入れることが難しくなってきているのです。」
う~ん、文部科学省の方針に振り回されるような形で起きている方針の変更・・・。現場である学校は大変です。「地球のステージ」の学校における開催が減っていかないといいのですが・・・。でも、別の校長先生はおっしゃいます。
「確かに総合的な学習の時間は減ってきて、公演会などはやりにくくなっているかもしれないけど、それは“やり方による”と思います。やろうという意志があれば、どんな枠でも作れるはずです。」
その言葉に頼りたいです。
さて、この度新しく「事前学習ビデオ」が完成しました。
これは横浜市の篠原中の保護者の長島さんや熊切先生たちと懇談していたときに指摘されたものでした。「あるといいと思います」と言うことで。
今後、希望される学校にはこのDVDを送り、焼き増しして頂いて生徒さんに事前に見ていただいた上で、「地球のステージ」に臨んで頂いてもいいと思います。もちろんそういったもの一切なく、いきなりどか~んとインパクトを持って公演させて頂くことも至上の喜びですが、一方で「前もってどのような志向のものなのかわかっていると、生徒さんたちがより一層聴くであろう。」という学校の皆様には、是非この「事前学習DVD」をご利用頂きたく思います。
時間は約8分。授業の終わりに見ていただくこともできる長さにしました。
篠原中学校の皆さん、ありがとうございます。あれから2ヶ月以内で完成しました!
是非遠慮なくご用命ください!
桑山紀彦
文科省の方針、気になります。
やはり三つの力で有ってほしいはずの四つ目が足を引っ張る?
ちょっとむかつきますね・・・。
「子供逹に 地球のステージを 見せてあげたい!」
と 思ってからいろいろ働きかけてみましたが
学校の 予算が足りない。
体育館に 暗幕がない。…など
壁がたくさんありました。
でも
子供逹の心を育てるために
桑山さんのステージを見せる事は
本当に
必要な体験だと感じています。
諦める事が出来ません。
働きかける方向を変えてみればいいのかもしれませんね。
ビジョンを見失ったように見える政治家とジャーナリズムを失ったマスコミに文科省が揺さぶられているようです。ここは我々個々が踏ん張るしかないのでしょうね…。
新たなDVDが皆さんの共感を呼ぶことを期待しています。
学校現場は文科省に翻弄されていますよね。(><)
未来を担う子どもたちの心の成長を願って、現場の先生方も
何とか踏ん張っていただきたいなと思っております。
今日公演ありがとうございました!!
あたしは看護師になるのが自分の夢です。
東日本大震災。その現地で働く方の実話の本を
何回も読んで、私も心から人を救いたいと思える
そして救える人になりたいと思いました。
だから医者として人として
多くの人に手を差し伸べる先生の話を聞けて
こうやって多くの人と関わってみたいと思いました!!
これからも御体に気をつけて頑張ってください。
また多くの人に人の優しさを教えてください。
今の頑張っている人たちの様子をいっぱい伝えてください。
今日のお話は自分や周りの人という
存在について深く考えれました。
ありがとうございました。
ギフの高校生より