今日は木曜日。
「スカイルーム」の文化会館に集合するチーム。通称「文化会館チーム」です。
ここは5年生が中心となり、イメージをリードしてくれていますが、小学校3年生の樹(いつき)君もちゃんとついてこれる優しいチームです。もちろん日々の活動の中では、ぶつかったり、喧嘩したり、また仲直りしたりと多感な小学生らしい様子が出てきますが、それでもこのチームは映画「不思議な石」の先頭を行く頑張り屋集団です。
そんな中心となっているのが、5年生の女子4人です。
今日もカチンコと共に、いい演技をしてくれていました。
この4人を見ていると、子どもたちの日々の成長が強く感じられます。言語的な表現も、身体的な表現も非常に進んでおり、今の時点で彼女たちは決して津波にとらわれてはおらず、もう閖上にも自由に行けて、海だって自由に触れられる、そんな向き合った者の強さを感じます。
更地になってしまった閖上を舞台に、この堂々たる演技の姿。
これが津波に向き合い、それを乗り越えていく子どもたちの姿だと思います。
いよいよこのチームは、今日のロケで5つめに石のかけらがすべて見つかりました。
いよいよ来週はラッシュ(粗つなぎのビデオ)を見て、その上で「石からどんな声が聞こえてくるのか」を話し合います。
その上で、ラストシーン~「閖上小学校で声を聴く」という最後のシーンへ入っていきます。
決して大人の誘導ではなく、決して大人にこびるのではなく、素のままのこの子たちの感情と想い、記憶が引き出された言葉になるといいなあ、と思っています。
いよいよ映画制作も大詰めに入ってきました。
桑山紀彦
いじめなんてかけらもない、すごく仲の良い4人組の明るさが見えます。きっと素直な良い子供たちなのでしょうね。
明るい映画が出来上がるのを期待しています。
映画の完成が楽しみです!