校長先生は、本当に熱い心を持つ先生でした。
まず最初の桑山の紹介が、ご自身の言葉で語られていたところから笠原中学校は違いました。蓮沼校長先生は自ら「地球のステージ」のホームページや桑山のブログを丹念に読まれ、オリジナルの紹介をして下さいました。そんな校長先生滅多にいらっしゃいません。
生徒さんたちはあくまで素直で優しく、特に驚いたのがロエナスの語りの部分だけではなく、例えばアフガニスタン篇のザーフェルの下りや、東ティモール篇のダン先生の下りにしっかり反応し、空気を透明化していくのです。これは時々見られる現象で、しっかり聞いて気持ちがその話しに入ってきてくれると、あらゆる雑音が消えて空気がきれいになっていく現象です。それを壇上から「透明化」と呼んでいますが、それが幾度も起きたすごい学校でした。
新型コロナ感染予防への配慮で目の前には3年生のみ。1,2年生は教室でYouTube Liveで視聴という変則型ではありましたが、とにかく目の前の3年生には感動しました。
体育館の入り口で積み込みをしていたら、3年生の女子がじっとこっちを見ていて、ついに話しかけてきてくれました。
「今日、とってもよかったです。」
その勇気がすばらしい。
そして最後の挨拶をしてくれた女子とその友達も勇気を出して、
「一緒に写真撮って下さい!」
本当に素直な水戸の中学生。
そんな子どもたちを下校で見送った先生たちと最後に一緒に写真を撮りましたが、教育という現場に身を置いて、様々な困難はあるけれど子どもたちと関わることに喜びと自信を持っていらっしゃるそんな意気込みを感じる先生ばかりでした。
水戸の教育は明るい!
校長先生、教頭先生が最後まで見送って下さり、名残惜しい水戸の中学校をあとにしました。
今週は火曜日が福島県玉川村の中学生、水曜日が横浜市の中学生と、中学校シリーズで公演が続いていましたが、新型コロナとの付き合い方が見えてきてライブコンサートを開こうという学校が増えてきた証しを感じる1週間でした。
日曜日はついに、11年目の松本の皆さんとの自主企画。皆さん、お待ちしております!
桑山紀彦