7年目の札幌清田高校

今日は、7年目になる札幌清田高校のステージでした。

 今年は気持ちも新しく「ステージ1番」に戻っての公演でした。
 現在全国二十数校の高校でほぼ毎年の公演が開かれていますが、9年間通い続けた青森県むつ市のむつ工業高校が止まった今、この札幌清田高校が全国で最も数多く毎年公演をし続けて下さっている高校になりました。
 もちろん八戸ウルスラ高等学校、仙台ウルスラ高等学校、奈良女子大学附属中等教育学校など、ほぼ同じ数の高校もありますが、清田高校もまた細田先生という存在を中心に公演が継続されています。
 清田高校は国際交流や国際理解を重点的にすすめている高校として名高いのですが、ユニークなところは生徒さんたちがカップケーキを作り、それを一つ100円で売り、国際協力の資金を集めていることです。これは当時当別高校の先生だった田辺先生(現在札幌西高等学校)のアイディアでもあるのですが、それが脈々と受け継がれています。
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 今年も数万円の募金を頂きましたが、それはみんなこのカップケーキの売り上げでした。
 細田先生たちが考えることは、
「募金という無償でのお金の拠出ではなく、価値のあるものを買うということが大切なのだ。」
 ということ。だから生徒さんたちはある意味気持ちを楽にカップケーキの販売に列を作ることができます。そしてそれが実は世界への関わりにつながっているという仕組みに参加することになるのです。
 実に高校生らしい、はつらつとした取り組みです。
 そしてそれに比例して、生徒さんの聴く姿勢がすごい。水を打ったように静かに聴く姿勢と拍手の強さ、そしてキレの良さは日本屈指のものです。
 是非みんなの自信にしてほしいなあ、と思いました。
 また来年も呼んで頂けますように。
桑山紀彦 拝

7年目の札幌清田高校」への7件のフィードバック

  1. イキな先生にイキな高校生。
    年少者は年長者を見て育つんですね!!
    ブログ読んでいて うれしくなりました。
    奈良女子大学附属中等教育学校のステージ行きますね!!

  2. ステージが理解され、価値を評価出来る教師がいる。きっと、生徒への見せ方も上手なんでしょうね。
    生きた国際交流教育、素直な生徒、こういう学校を見ると将来が明るくなりますね。

  3. ただの募金ではないところに価値がありますね。
    継続することの難しさと素晴らしさを改めて感じました。
    担当される先生が変わっても続いている学校では、
    「地球のステージ」の想いが受け継がれていますね。

  4. 高校生が地球のステージを見たら、生きる指針の一つが出来るかも知れないと思います。
    自分の将来について考える大切な時期に機会を作って下さる先生に感謝ですね。

  5. 東北発未来塾
    今週まで高山でオーク・ヴィレッジを立ち上げた、森林学者の稲本正さんが講師でした。
    次回予告に桑山さんが映っていましたね。
    第1週「“愛”のドクターK 登場」
    10月5日からの毎週金曜日、楽しみにしています。
    森の中での、こころのケア。開催してみませんか?

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