皆様、無事帰国しております。
イスラエル国内で出発72時間前にPCR検査を受け、陰性を確認。その証明書をヘブライ語、英語、日本政府フォーマットに記載してもらうだけでもう丸2日ほどがつぶれ、本当に不便な状況でした。
それをiPhoneなどに「My SOS」というソフトを入れてこれまでのワクチン接種証明などをどんどん入力していくと、やがて「審査中」となり、それが「審査済み」でグリーンに変わります。
それを持って羽田空港に降り立ち、ボーディングブリッジから延々と歩いて問診、審査内容確認、唾液による抗原検査と進んでいきます。そして最後は「検査結果待ち」のコーナーに至ります。
ここで自動車学校の最後~合格発表のように自分の番号が表示されるのを30分~40分待ち、その番号が来たらおそるおそる受け付けにいきます。すると、
「はい、陰性です」
となり、加えてイスラエルはもう待機期間などが全く必要ない国になっているので、そのまま自宅に帰ることができました。
水際対策としてはよくやっていると思うし、感染が落ち着いている国から戻り、しかもワクチン3回接種済みであれば帰国後普通に生活できるという対応には納得でした。
しかし世界においては「新型コロナとの闘いは終結し、あとはインフルエンザのような風邪のウイルスとして末永く付き合っていく」という視点がすごくよく見えて、とても勉強になりました。
そろそろ日本も数だけ数えてそれに一喜一憂する時代を超え、もっと世界と歩調を合わせてこのウイルスとの共存のあり方を決めていくべきではないか、と思いました。
しばらくはステージ公演もないので、外来とワクチン接種に明け暮れる日々を過ごします。
桑山紀彦