3月1日は全国いろんな地域で高校の卒業式だと思いますが、今年はなんと島根県にある吉賀高等学校の卒業式に呼ばれました。
といってもオンラインでの参加であり、実際にその場にいられたわけではないのですが、先生方が生徒さんたちに内緒で僕たちの登場場面を作って下さり、まさに3年生にとって「サプライズ」の企画となりました。
毎年公演が続くこの高校は3年間公演が続いているので、今の3年生は1年生の時からずっと「地球のステージ」を見てくれています。その親和性はとても強く、昨年のステージに時には男子が小遣いはたいておみやげを持たせてくれましたからもうびっくり。
そんな3年生に恩返ししようと先生たちとサプライズ企画したのが「応援花」に乗せて、3年生のこの3年間を写真で綴るというビデオをつくり、YouTubeライブで歌うというものでした。
途中から式の進行にzoomでこっそり参加させてもらうと、もう参列した親の気分でした。
いよいよサプライズの時間が来ると妙に緊張しましたが、案の定歌い出すと3年生の気持ちがどんどん伝わってきて、もう涙声になってしまいました。
「みんな、吉賀高校で出逢えてよかったね。この3年間は一生の宝もんだよ。」
という気持ちでいっぱいでした。前日送ってもらった写真をつなぎながら編集していると、
「日本の高校生もこんないい笑顔で笑うんだ。」
という写真ばかりで既に感動していたため、余計にライブでは感極まるものがありました。
終わって生徒さんの一人が感想とお礼の言葉に立つと大号泣されていて、また暖かいいい感じの涙が伝わってきました。
来年度も予定が入っている吉賀高校。
全国からの国内留学生を受け入れて、高校の魅力化を一生懸命進める気鋭の県立高校です。
こうして3月1日は図らずも島根の高校生の卒業式に参列させてもらえるという幸運を得た1日でした。
その島根県は江津で今週末、3月6日(日)、「地球のステージ」公演があります。
このコロナ禍でも「やるべき事はやる」という江津市の実行委員会「つどぅて52(ごうつ)」の皆さん主催の公演です。
ぜひお越し下さい!
桑山紀彦