誕生日に公演

今日は奈良市、奈良女子大附属中等教育学校での公演でした。

盟友、落葉先生がついにこのオミクロン株の感染拡大の中ではありますが、厳重な感染予防を施してライブ公演で呼んで下さいました。

もちろん厳格な感染予防なのでホールに入る生徒さんの数には制限を設け、保護者の皆さんはYouTubeライブの視聴に限るという形式ではありましたが、多感な子どもたちに対面でのライブを経験してもらえたことが、何よりうれしかったです。

みんな口々に、

「やっぱりライブはいい!」

と語り、やはり妙に感動するし涙が出てくるのはなぜでしょう。

それはやはり心がこういった「生のライブの感動」に飢えているからに違いないと、意見が一致しました。今日の音響はS.O.L.の長谷川さんでしたが、もう何度も聴き、音作りをしているというのに、長谷川さん自身も後半はずっと泣きっぱなしだったと言います。

落葉先生も配信用のビデオカメラの影でずっと涙ぐんでいらっしゃいました。

本当に僕たちは我慢してきたのだと思います。でももうそろそろ心の健康のために必要なことはやっていかないと、心がだめになってしまうのかも知れません。

感染予防はもちろん大切だけれど、人間が人間同士で触れあい、音楽をはじめとする芸術をその場で共有することが求められていると痛感する一日でした。

折しも今日は自分の誕生日でもありましたが、こうして「用いられていること」をとても幸せに思いました。年度が明けたらこういった「心の震える体験」を子どもたちにちゃんと受け取って欲しいという強い願いを持ちました。

生徒さんの感想も、そのあとの座談会もまさに「意識化している子どもたち」の姿でした。今しか出来ないことがあります。そんな教育の機会が奪われることなく続いていくことを願います。

桑山紀彦

誕生日に公演」への2件のフィードバック

  1. お久しぶりです。

    世界や日本で、何か大きな出来事があると、こちらのブログに来て、桑山さんがなんとコメントされているのかな…と確認する習慣がついています。今回のロシアとウクライナの出来事に心が痛んでいます。桑山さんからのメッセージが知りたいです。

  2. そうだ! 私にやり残していたことがありました。甲府ユースホステルに4泊すると風林火山のスタンプが揃うのですが...
    2つで時間が止まったままです!
    半世紀も前の事です。
    いつか残りの2つのスタンプを貰いに行って良いですか?

    成田実

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