今年で16年目になる福岡の先生たちとの公演は、ついに大牟田の地で開催されました。
大牟田は初めて来ましたが、「月が~出た出た~月が~出た~」の炭坑節で有名な三池炭鉱がありました。そして有明海に面しもうすぐ横が熊本県です。こうしてこの16年間で多くの福岡県の町を巡らせていただきました。
今年は初心に返ってステージ1番の放浪篇から始めましたが、やはり福岡といえば中村哲先生。哲先生がどうしてアフガニスタンにこだわり続けたのか、それは「感謝」であったというお話をさせて頂きました。
本当にアフガニスタン人は質実剛健で人間としての奥が深い人々ばかりです。そんなアフガニスタン人に多くの大切なことを教えてもらったと感じた哲先生は、それに対する感謝としてずっと活動してきたのだと思います。
もちろん多くのアフガニスタン人こそが哲先生に感謝していますが、それ以上に哲先生はアフガニスタン人に感謝していたのだと思います。福岡でそのことが語れて本当に幸せでした。
今年もこうして最後のステージが福岡で終わることが出来て、感謝です。
いつものように小郡で山元神父様にお目にかかり、今年の大切な行事も終わりに近づいています。いろんなことのあった2021年でしたが、ステージ公演の復調がまだまだ見えてこないことが課題です。しかし頑張るしかありません。
オミクロン株は、私たち人類と共存を目指そうとするコロナの一つの方向性だと思っています。過剰に騒ぐことなく、何時もの予防で乗り切りましょう。
桑山紀彦