木原こどもクリニック院長の木原先生は三原市の医師会長という大御所でいらっしゃるのに、とっても気さくで明るい先生です。
2011年の津波の年、名取のクリニックを看護師の理恵さん、真理さんと共に手伝いに来て下さった「見て見ぬ振りしない人」です。それ以来のお付き合いですが、こうして三原で実行委員会を自ら立ち上げ、市役所から予算を取って毎年公演して下さっています。
今日もしっとりと泣けてくるような雰囲気の中、豪奢な三原市芸術文化センター「ポポロ」の大ホールで5番のステージが始まりました。今日は「10年目の津波篇」を最後に公演しましたが、実行委員会の皆さんが、
「来年の3月11日にはこの三原からも同じ時間に鳩風船を飛ばしたい」
と言ってくださり、閖上のみんなの気持ちにつながっていければと思いました。
みんなで楽しく打ち上げが出来たのも、感染状況の落ち着きが故です。
来年は三原市立第二中学校を舞台に、一般の方も入れて公演が始まります。
ついに木原先生の念願であった「学校を舞台にステージを拡げていく」という目的が始まります。その代わりに一般の公演はなくなっていきますが、あくまで一般の方も入れる方針なので、皆さんふるっておいで下さい!
みなさん、おつかれさまでした!
桑山紀彦