今日、津波後数えて第4回目のサッカー大会でした。
昨年3月19日、避難所に暮らす子どもたちにとにかく思いっきり身体を動かしてほしくて、ただそれだけで館腰小学校横の保育所のグランドを借りて行った第1回目のサッカー大会。JICA東北や仙台大学の皆さんも協力してくれて、実に被災後2週間目で開催することができたサッカー大会でした。
そして回を数えて今回で4回目。
北澤豪さん率いるKTP、サッカー集団「FOOT」の皆さん、それを支えるダノンジャパンの皆さん、そしてパーカッショニストの瀧本さんと再び集まっての合同イベントでした。
今回何より意味があったのは、津波の直撃を受けた閖上小学校で開催できたことでしょう。みんなこの日を待っていました。ずっと学び、遊んできた閖上小学校のグランドは1週間前にみんなできれいにしました。津波で運ばれてきた危ないものをみんなで片付け、草をむしり、見違えるように元通りになった小学校のグランドで、今日は閖上小学校、下増田小学校、増田小学校に通うわが「スカイルーム」の子どもたちとその保護者の皆さんが集いました。その数実に60人。スタッフが30人とこれまた大所帯ですが、気持ちよくスタートできました。
閖上小学校のグランドにて
サッカーやるぞー!
そして何よりすごいのは、今日も天気が持ったこと。
この梅雨の時期、50%の降水確率なのにも関わらず、10分ほど霧雨に降られた以外はちゃんと「乾いて」いるんです。これもまた、あの慰霊碑除幕式のときのように、天に昇ってこっちを見守っている多くの魂によって守られた「天気」だと思いました。これで僕たちの野外イベントは、100%雨天中止になったことがない、連戦連勝の晴れ女&晴れ男集団なのです。
瀧本さんのドラムセッションと、KTPの安孫子さんたちのサッカーがうまく融合して音楽とサッカーという、一見するとあまり出逢わない組み合わせが見事にかみ合い、閖上小学校のグランドに歓声が響きました。
津波後、しばらくして閖上小学校のすぐ前に戻ってきている橋浦さんが云いました。
「こんなに高い笑い声と、歓声が閖上小学校で響いているのを、県道10号を通ったみんなが感動して見ているよ。」
こうしてまた一つ、復興の印を得たのです。
今日の終わりには、「シュートでシャウト」という「スカイルーム」独自企画を行いました。
これは、アンガー・マネージメントに使ってきた1M四角の「的」にボールを蹴り込んで(シュートして)、あたった人から順に「マイクで叫ぶ(シャウトする)」ものです。子どもたちは一生懸命蹴り込み思い思いの言葉を叫んでいきました。
「今日は楽しかった~!」
「サッカー最高!」
そして、
「閖上最高~!」
もありました。
そして最後のドラムセッションでは、「スカイルーム」5つのチームみんなで創った津波と復興の歌を大音量でかけ、みんなで歌いながらドラムと、ガレッキを演奏しました。
今はもう子どもたちのいなくなってしまった閖上小学校の校舎にそのまっすぐな声がこだましていきました。何人かのお父さん、お母さんが涙されていました。
こうして、みんなと向き合うことができました。
これからも、「もう二度と行けなくなってしまったところ」に閖上がなりませんように。結論的に閖上には戻らない、と決めた人だって、やっぱり心は自由であってほしい。いつでも閖上に行ける心を取り戻した上で、閖上ではないところに住むという選択肢を持ってほしいと願います。
もちろん閖上に実際に戻るのだ!と言う人もまた心は自由ですから。
さて、明日からはいよいよ映画制作ワークショップ。子どもたちは「演技」の時期に入ります。
これまでは自分の経験や想いを形にして外へ吐き出してきました。これからは「ある人」の身になって言葉を選んだり、身体を動かして表現していきます。そうすることで、相手の気持ちになれる力や、今以上の想像力が身に付くことを願いながらのワークショップです。
請うご期待!
桑山紀彦
島根でも一昨日に気仙沼の大島でボランティアをやっていた広島県の協力隊OBの指導の下に瓦礫を素材にした創作活動をやりましたよ。「ガレキ デ アート」。やはり、大人より子供のほうが創作力は優れているようでした。写真を載せてますので地球のステージ益田情報で検索して見てください。
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閖上小のグランドでのサッカー大会、成功おめでとうございます!
自分たちの力できれいにしたグランドで思いっきりサッカーが出来て良かったです。
こうしてゆっくり確実に自分を取り戻していけるプログラムは素晴らしいと思います。
歓声の上がる小学校、活気が地域の皆さんの元気につながりますね。
自分たちの手で整備したグランドで大人と一緒に思い切りプレー。
子供たちは、プレー前のひと働きで参加の意義が倍加したことでしょう。
間違いなく復興の芽が育つと思います。
こんなに
こんなに
一生懸命 関わってくれる大人の人達がいる
ということを
子供達は心に刻んでいるのでしょうね。
読んでいて
私は涙がでました。
この子供達は
きっと本当に
復興のために力となる
素敵な大人になってくれるだろうなぁ
と思います。