都立高校での公演ができました

新型コロナに関する緊急事態宣言がでていても、今日は都立三田高等学校で「地球のステージ」公演をすることができました。

もう9年目になります。

担当の広瀬先生や1学年の先生方、そして何より校長先生が「やるべき事はやる」というお気持ちで、このコンサートの開催を決めて下さったことは本当に感謝に堪えません。

「やめておこう」

といえば何も背負わなくてすむけれど、

「やろう」

といえば色んなものを背負います。でもそれを背負ってでも今日の公演の開催が可能になった背景の一つに広瀬先生の言葉がありました。

「今年の高校1年生は昨年度中学校3年生でした。コロナに明け暮れてとても中学校生活に不完全燃焼感が強い学年です。そんな中学校の3年生時代を過ごしてきた彼らだからこそ、高校に入ったら日々の生活の中で“感動“を味わって欲しかったんですだからどうしてもやろうと思いました。」

色んなものをあきらめて中学校の幕を閉じてきた目の前の高校1年生に、高校に来たらこんな出逢いがあるんだぞ~!ということを伝えたいが一心で先生はこの公演を実施してくださいました。

それに応えるように高一女子のおわりのあいさつもまた感動でした。

「あえて、この時期にこのような心を揺り動かすような機会を用意してくださった先生方に感謝します。」

なんと立派な高校1年生でしょう!ちゃんと先生たちの意志を感じ取っていました。

教育現場はこうして新型コロナの感染拡大やその予防を意識しながらも今年度は「やるべき事はやる」という意志を持つ人が増えてきていると思います。それはひとえに、

「子どもたちの成長を考えれば、これ以上機会を失わせてはならない」

という教育者としての気持ちからくるものだと思います。

5月には八戸の聖ウルスラ学院中学高等学校があります。校長の里村先生もまた同じように考えてくださる教育者でいらっしゃいます。

今年上半期に「地球のステージ」公演をお考え下さっている皆様。今日都内のど真ん中、東京タワーが目の前に見える都立高校で普通に歌い語り、質疑応答や交流会までやることができました!ぜひ皆様の元に!

桑山紀彦

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