12年続いた実行委員会

これまでも多くの実行委員会の皆さんが公演を実施して下さってきていますが、日本で一番長く続いている実行委員会がこの(島根県)益田実行委員会です。

その中心たる山藤さんご夫妻とはもう長いお付き合いですが、いつも親戚の寄り合いみたいだな~って思います。まさに今日も親族の法事でみんなが集まったような親近感とほっとした感じがありました。

そして公演に入ると妙に泣けて泣けて仕方なかったです。

「南スーダン難民篇2」は一番新しい話しで、ロザリンという16歳が主人公ですが、その生きざまが会場にいる吉賀高校生の県外生に通じるものがあり、「がんばれ!」と心の中で叫ぶと自ずと涙が出てきたし、東ティモール篇では昨年無くなったダン先生のことを語るとまた泣けてきて…。ヒロシマ篇、「10年目の津波」篇はこの国の出来事だから身に迫って感じるし、そして最後の「新コロ君と人類」篇は、まさに今日の公演を開催するかどうかで迷い続けた実行委員会の皆さんの気持ちそのものを代弁していて、胸が熱くなりました。

何でだろう、この「素の気持ち」になる空気は…。これが益田実行委員会のすごいところで、今日は自分で言うのもなんですが、声も出ていて歌、よかったし語りも気持ちこもって納得だったと思います。

ホワイエにはこの12年間の歴史が絵巻物のように展示されていました。みんなこの12年でずいぶん変わったし、でも変わらないこともあったし…。まさに「親戚の集まり」に見られるような「あん時はこうだったよな~」

というほのぼの会話が自然と生まれてきます。

山藤さんが言います。

「「地球のステージ」は不要不急のイベントではない。今だからこそやるべき事だと確信してきた。できる限りの感染対策を講じたのだから、あとは免疫を高めるために一歩踏み出してよかった。」

そんな益田実行委員会も今年で終了。12年続いて有終の美を飾られたと思います。あとは今年の6月から新たに始まる「(島根県)江津(ごうつ)実行委員会」の公演。また1番から回を重ねていけると思います。

8月には出雲の実行委員会の公演もあり、やっぱり島根県と言うところは本当に熱い人たちの住む大好きな県です。

ではまた6月に!

桑山紀彦

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