熱き茨城県人

今年の県別魅力度でそれまでずっと最下位を「誇って」いた茨城県が、その座を栃木県に譲ってしまい下から6番目になった時、一番がっかりしたのは多くの茨城県人ではなかったか、と思うのです。だって、僕たち「地球のステージ」をずっと支えてくれている茨城県人の皆さんは底抜けに明るく、人情豊かに日々を生きているからです。そして最下位であることをいつもニコニコと冗談にかまして楽しんでいらっしゃいました。

そんな茨城県、今日はつくば市のステージでした。

もう何度も呼んで下さっている柳下(やぎした)校長先生。ご主人も学校の先生でしたが退職後パパイヤの栽培を行いながら、体験型の対子ども支援活動を展開するとてもユニークなご夫婦です。その奥様である校長先生が中心となり、今日の公演となりました。

もう何回ステージをやったかわからないほどの豊里地区ホールに戻って今日は6年生と9年生(つくば市は全て公立学校が小中一貫なので中学校3年生を9年生と呼びます)に限った特別な公演となりましたが、最後のあいさつに立った9年生の黒木君の感想は多くの先生方の感動を誘い、

「やっぱりやってよかった!」

と校長先生たちが皆喜んで下さっていました。

ふと見ればつくば応援団の皆さんが7人も来てくれていて、やっぱり人のつながりが強い茨城県らしさを見せてくださいました。

昔は茨城の公演が終わると三郷ジャンクション方面の渋滞アラートを尻目に、いわき方面を目指して北上、山形や宮城に帰っていたものですが、今はまさに東京を目指して首都圏へ帰るようになった自分がいます。幸い三郷ジャンクションは渋滞していませんでした。

英国車旧車パーツの専門店B.R.G.(九段下)で、エンジンのガスケットセットを購入したあと、この半年でとても懇意にしていただいている英国旧車専門店「パルク・フェルメ」に花束とおみやげを置きに寄りました。するとなんとそこにイラストレーターのBow(ボウ)さんが!!

僕たち旧車を愛する者たちにとってはカーマガジンの表紙を40年以上にわたって描き続けたBowさんはレジェンドです。そんなご本人と知り合えて、今日は本当にいい日になりました。

そこから東名集中工事が始まって渋滞気味の高速を走って海老名へ。

明日は富山県上市町の中学校の公演で日帰りです。

第3波の到来ではありますが、ある程度の感染予防を実施すれば前に進んでいこうとする人たちの気持ちに支えられて、明日も歌えます。

桑山紀彦

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