新型コロナの第3波と県知事が警鐘をならす中、今日は名古屋市立山王中学校の公演でした。
全員マスク着用、桑山と最前列生徒さんとの間を5M以上離す。カーテンを閉め切らず通気を常時行う…。こういった感染予防対策を講じることで今日の公演は成立しましたが、それを側面支援したのは超高照度の100万円プロジェクターでした。やはり相当の光が入ってきていても普通に見られる!恐ろしいプロジェクターです。
それにしてもこの学校はSDGsに取り組み、やる気のある先生たちが一生懸命動いて日々の生活の中での「気づき」を得ようと活発です。もちろんここには37年来の盟友春日井誠先生がいます。20歳のインド放浪時代に現地で知り合った誠くんは唯一無二の親友。同じ年でなんとお互いの2人の子どもたちも皆同じ年という不思議な巡り合わせです。
その誠先生を後押しするのが最強の校長先生です。とにかく「やってみよう」という思考の持ち主で革新派です。この二人がいる限り、新型コロナ禍でもあってもしっかり予防対策を講じたら「やろう」という方向性になることは自明でした。
今日は1回目が1,2年生で80分。2回目が3年生と支援クラスで2回公演となりました。でも最後の挨拶をした山口君の、疲れも吹き飛ぶような見事な感想の言葉と、その後の生徒会のみんなとの座談会での秀逸な質問の多さに、この山王中学校がいかに落ち着いていて、素晴らしい学校であるかよくわかりました。
今日は「新コロ君」のデザインをしたイラストレーターの木村貴己さん(名古屋在住)も来てくれて本当に嬉しかったです。今改めて新コロ君キャラクター決めの原画を見ると、その軌跡の変容に驚きます。こんなに豊かな名古屋の中学生に会うと、新型コロナ禍で他の地域の多くの行事が中止になっていることが残念でなりません。
今日はそんな「新コロ君と人類」篇も最後に入れて、この「中学校」+「歌のコンサート」という大いなる取り組みをみんなで前向きに捉えました。是非学校現場の皆さん、今年は今しかありません。卒業していく6年生や3年生の卒業アルバムを、多くの想い出でいつものように埋めていくためにも「行事」に踏み出していきませんか。リスクゼロは無理です。公式的な感染予防を講じたら出来ることは多いはず!
桑山紀彦