新型コロナ禍で得たもの

ステージ公演が軒並み吹き飛んで、中止、延期の嵐が吹き荒れる中、今日は初めて正式依頼を受けての「YouTube Live」版公演でした。

兵庫県ユニセフ協会の事務局長福井康代さんが仕掛け人となり、JICA関西の青木さんが司会を担当するなど、関西を代表する国際協力系の皆さんが見守る中でのYouTube Liveでした。

思えばこの日のために8月末から練習と練習ライブを繰り返し、音響を石橋優子(優子ちゃん)が、映像を後藤明子(明ちゃん)が担当して練習に練習を重ねてきました。

音響は優子ちゃんがオンラインという「電波」に乗せることで変化する音質を微妙に聞き分け、少しでも聴きやすい音楽にするために腐心し、映像は明ちゃんが「スイッチング」というカメラ2台と2系統の映像の4本を専用の機器を駆使して切り替えていくという、放送局並みの仕事を見事にこなしました。そしてついにスイッチングのシナリオまで創って、どこでどういう映像を出せば効果的かつストレスをためないかを研究し尽くして今日に臨みました。

この2人を見ているとつくづくプロだなあ、と思う。今日はこの「地球のステージ」をオンラインで送出するために裏方としての明ちゃん、優子ちゃんに拍手を送りたいと思います。

こうして初の正式依頼によるオンライン版「地球のステージ」は終わりを告げていきました。まだまだ課題はあるけれど、新型コロナが流行っても、例え台風が来ても全くそれに影響されることなく、全国の、いや全世界の人とつながることが出来るオンライン版のライブには大きな可能性があると思いました。今日はルワンダからマリールイーズさんが参加されていました。

これもまた新型コロナ禍ゆえに得られた貴重な経験であり、技術であると思います。

もちろん対面ライブ版による「地球のステージ」を呼んでいただきたいのは当然ですが、状況によってはこういったオンライン版も公演可能であるということがまた一つ、前に進めた証しとなったように思います。

 

終わったあと、3人で反省会を開きましたが、久しぶりに心地よい疲れが気持ちをハイにしてくれていたと思います。気付けば台風の雨も上がっていました。

桑山紀彦

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