「座談会の希望者が100人を超えているので…。」
ずっと関わってくださっている冨永先生が嬉しそうにそうおっしゃいました。
「でもさすがに100人で座談会をやるのは現実的ではないので、中学生3学年と高校1年生は今回我慢してもらい、今年の座談会は高校2,3年生中心で組みました。それでも50人を超えています。」
子どもたちは刺激に飢えているのだと思いました。新型コロナ禍で色んな行事が中止となる中、勇気の決断で呼んでいただいた「地球のステージ」。そこに向けられる期待は大きいのだと改めて感じました。
子どもたちはじっと我慢しているけれど、やっぱりこういう刺激を求めている。そう強く思う八戸聖ウルスラ学院中学高等学校の16年目の公演でした。
そして予想通り、座談会はきわめてレベルの高い質問が相次ぎ、次から次へと手が挙がり、まるで大学生を相手にしているような知的好奇心の集まりの中であっという間に1時間が過ぎていきました。
恐るべし八戸ウルスラ。里村校長先生が率いるこの高校は全国でもっと長く16年という年月にわたって呼んで下さっている革新的学校です。その先生たちの元で多くの子どもたちが心豊かに育っていることがとても嬉しかったです。
是非来年はライブで!
さて、ご当地公演名物、「地元の人しか知らない(であろう)ご飯屋さん訪問」~八戸編。
それはたびたび登場する「たら福商店」。なんと店主の袴田さんは店を新しい場所に移して再起をかけていらっしゃいました。
同じおいらせ町ではあっても今度は国道45線沿い。東北新幹線の高架を過ぎたところ。昔はラーメン屋さんだったところを借り受け、新しく「たら福商店」として開業されていました。今から4年前おいらせ町の人通りの少ない町道沿いで見つけた「たら福商店」。あまりに美味しい洋食屋さんだったのですが、
「もう今年いっぱいでやめようと思って…」
とおっしゃったので、
「こんなに美味しい料理がつくれるのだから、是非やめないでください。」
という年賀状を出し、八戸の公演がある度に寄って交流を深めてきました。すると今年の8月に突然メールが来て、
「気持ち新たに、店を開業しました。是非お越し下さい!!」
とおっしゃるので、今日ようやく訪問できました。お気に入りは「ポークカツレツ~デミグラソース」。やっぱり美味しかった~!
八戸の皆さん、ぜひリニューアルした「たら福商店」へ!
住所は、「青森県おいらせ町神明前12ー33」です。店主は袴田さんです。
桑山紀彦