子どもたちの意見

今日は1日外来でした。もちろん全てオンラインでしたが・・・。

外来で担当している子どもたちに「もしも9月から学校が始まるとしたら?」と聞いてみました。

いま、高校に行っている子どもたちは必死に勉強の穴埋めよしようということで膨大な課題に既に取り組んでいます。今年から大学に進んだ人たちも「オンライン授業」が始まって、実はカリキュラムの消化は既に始まっています。

高校の先生たちもがんばっており、オンラインで、あるいは紙ベースであっても頻繁にやりとりをして自学自習する生徒たちを支えようと必死です。そんな状況下にいる子どもたちからは、

「9月からのスタートって考えられない。今だってこうやって一生懸命遅れないようにやっているのに、なんでそうなるの?」

という意見が寄せられました。

一方で不登校となり長らく学校から離れている子どもたちからは、

「勉強の遅れを取り戻す機会になるからいい。」

「学校に行く心の準備をする期間が長く取れるからいい。」

という意見が寄せられました。

でも先の「勉強をがんばっているからこのまますすめてほしい」という高校生の中にも、

「もしも9月スタートになって、修学旅行や高体連ができるのだったら、その方がいいかな・・・」という意見もありました。

当然かも知れませんが、小学校6年生、中学校3年生、高校3年生は、

「どうかこのまま!」

中学校2年生や高校2年生は、

「9月スタートもありかな・・・。」

という印象です。

ちなみにうちの2人の息子は一人が大学4年生、もうひとりが大学院2年生なので何れも最終学年。就活の不利さで考えるとやはりそこは「9月開始であと1.5年」という願いなのかも知れません。

でも保護者としてはこれでもう半期分の授業料を支払うことになったら、どうするといいの?という感じです。現実問題大学の教職員の給与を半年余分に支払うための原資を考えると、これって保護者がもう半年分を余計に払うことになるのでは?という疑問がわいてきます。厳しい状況です。

ということで、あまりに色んな問題が内包されているテーマであるが故に、

「9月からのスタートは難しいんじゃないだろうか。」

と今日の外来では感じられました。

皆さんはどんなご意見でしょうか・・・。

桑山紀彦

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