今日は復興庁予算第4弾、宮城県七ヶ浜の向洋中学校でのステージでした。
ここには津波でお母さんを亡くした中学生がいます。それはもちろん気を遣うところですが、ちゃんとそのトラウマにも向き合っていこうという願いで行っている事業なので、やはり特別版に組み直して、「津波でトラウマを持っている子どもたちが多い」という前提での公演としました。
津波後の宮城県の子どもたちが少しでもそこから学び、それを未来に活かしていけるようなきっかけ作りという趣旨ですから力が入ります。今日は1，2年生のみではありましたが、担当の佐久間先生が、
「本当に素直で良い子たちなんです！」
と太鼓判を押してくださるのがまさにぴったりな素敵な子どもたちでした。
こうして9年を迎える被災地は、苦悩しながらも歩き続けています。
定番となった東北公演。行きは、7時34分の相鉄線を選べば始発なので10分ほど前にホームに着くことでなんとか座れます。そして横浜ではなんと成田エキスプレスに乗り換えて東京駅まで移動してあとは仙台行きの新幹線。
帰りは18時21分の新幹線に乗って東京へ戻り、新宿に移って20時30分のロマンスカーに乗ると21時過ぎには海老名に着いています。相変わらず満員電車に立って乗ることができない田舎者なので、苦心惨憺してこういった経路をみんなで編み出しました。
18日からはパレスチナへ渡りますが、その前に来週は19年目の終わりを迎えるJICA二本松訓練所と18年目を迎えるJICA駒ヶ根訓練所の公演が連続します。
今日から寒波。
明日から札幌で3講演の丹野さん、ちゃんと飛行機飛んでいけるんだろうか･･･。
桑山紀彦