さて、昨日(金曜日)は横浜市PTA連絡協議会の研修会で「地球のステージ4」でした。
「横浜市P連」といってもものすごく巨大組織です。何せ380万人の横浜市には500を越える小中学校があります。そのすべての集まりですから、ひとつの県単位よりももっと大きな組織体なのです。そして、意識の高い人たちで構成されるこの横浜市P連の皆さんに気に入って頂けて、毎年公演になっている「地球のステージ」は既に4年目。4番の演目になりました。
正直昨年3月11日の被災を考えれば、「今年はないかも」と思いました。もちろん2009年のガザ空爆のときも「今年はないかも」と思いましたが、そんな事が定期的に続いている中で脈々と横浜市P連は毎年呼んでくださっています。それはとても誇らしいことです。
会長の長島さんはキリリと会をまとめ、スマートに挨拶されます。その長島さんが訴えることは「継続が力」。そう、学校の運営はやはり日々の関わり、継続であるという志向を持っていらっしゃいます。まさにその通り。単調にも思える日々の生活や学校との関わりも、日々の生活の中で親と教師、そして地域の人の顔が見える活動をコツコツ続けていくと、子どもたちは安心して日々を暮らし、優しさや思いやり、まとまり感を出していきます。そんな中で長島さんが会長を務める篠原中学校(新横浜駅のすぐ近く)は、すばらしい聴く姿勢を見せ、来年は3番をやろうと、校長先生も来てくださいました。
でも横浜の学校はいつも注目しています。
決して静かに聴いてくれる生徒さんばかりではないのは事実です。でも大切なのは、それを何とかしようと思っている親や教師がいるという事実です。
「うちの学校はまともに聞いてくれるかわからないんですが・・・。」
と言いながら呼んでくださるPTAの皆さん。公演してみるとちゃんと聴けます。それはつまり周りを固める親が、あえてお金のかかる「地球のステージ」を呼んででも、自分の学校をよくしたいという気持ちを持っていることの証しだと思います。
つまり今落ち着いているかどうかが問題なのではなく、落ち着いた学校にしたいと思っているPTAの意識こそ重要であるという視点です。それが横浜の学校にはあります。だから市P連も非常にまとまっていて、平日の日中10時30分からの開演だというのに、実に多くの方が来てくださり意識の高さを知る思いでした。
今の「地球のステージ」は1番から6番までの6部作に「震災篇」や「復興篇」を組み合わせて特別編成版で公演しています。そしてそのほとんどが、
「学校を平和に」
「学校に優しさを」
をテーマとして、
「人に向かって“死ね”などと言うな」
を中心に、絶対に言ってはいけない5つの単語シリーズ、
「死ね」「うざい」「きもい」「消えろ」「めんどくさ~い」「やりたくな~い」
の排除を意図して展開しています。
これはポスト311(3月11日以降)の世界の構築に、「意識の変革」を盛り込んだものです。
例え津波の映像やその被害の実態は人々の鮮明な記憶の中からは忘れ去られようとも、何かが変化した世界を目指したいという願いで公演し続けています。
そんな中で、今では常に日本一の開催県である神奈川県、そして「市」としては断トツの開催の横浜からこの方向性をもっともっと強調したいと思っています。
横浜の皆さん、これからもよろしくお願い致します。
桑山紀彦
単なる復旧ではなく10年・20年を見据えた復興町作りには、今の社会教育が、どこかへ置き忘れてきた人間作りが不可欠です。
地球のステージが「意識の変革」の先端をリードする存在になることを夢見ています。
昨年は、関内の雰囲気のいいステージ見せていただきましたが、、今年はHPの今後の予定が解らず参加出来ず残念でした。
1月25日の米沢市での震災特別篇のステージ必ず見に行きます。イラン、スリランカ、ジャワ、東日本篇の話しっかりと心の中に刻みたいと思います。個人的にはパキスタンのワジームの話も聞きたかったのですが残念です……。しかしオレの憧れの桑山紀彦さんに会えるのを楽しみにしています。最前列で拝見させていただきます。
公演が終わったら是非お話したいですね。
500を超える小中学校!スゴイなぁ。島根県人には想像すらできない数です。逆に言えば、横浜の人たちには、小中学校あわせて10数校しかない市が島根にあることは想像できないんだろうなぁ…。面白いですね。
地球のステージのウェブサイトの今後の予定、更新してほしいです。
先日はうちの学校に来てくださってありがとうございました。昨日のステージも感動しました!ニーメルの話は特に考えさせられました。学校でいろいろやらかしてくれる寂しい子たちをわかりたい、少しでも寄り添いたい…学校で辛い思いをしている子、我慢している子、頑張ってる子の力になりたい…桑山さんがガザに通い続けるように、私達も諦めずに子どもたちに向き合っていきます。
読売新聞の夕刊も拝見しました。わが子たちも「あ!ステージで言ってたのだ!!」と。そのあと「お母さんまた見たの!?いいな~学校休んで行きたかった!!!」と大騒ぎになっちゃいました。
HPの件ですが、「今HPをリニューアルするため、業者さんにお願いしているのですが、
少々手間取っている為、なかなかアップできていません。
事務局サイドで修正できない状況なので、業者にも催促しています。
近々リニューアルしますので、それまで少しお待ち願います。」
とお聞きしました。新しいHPを楽しみにしています。
人のことを思いやる、命を大切にする、そういう大切なことを改めて考えたら、
日々の暮らしの中で生かしていきたいですね。
今日は関内ホールだったのですね。馴染みの場所だったのに残念です。
と言っても、詳細分かっていたとしても今日は予定があって観には行けなかったのですが・・・。
実は私『地球のステージ』あんまり観ていないのです。
化石と名乗るだけあって、かなり古い会員なのですが、まだ、数回のみ。
いつか、チャンスがあることを願っています。
とんだことになった、エマージェンシー(一昨日の続き)
するとCAが
「先生、機内には緊急用に医薬品が常備しているのですが」と言った。
「それは、エマージェンシー用でしょう。それも、それを使うとなると、関西空港に着いた途端に救急車が来たりして大ごとになるのではないですか」
「はい、もちろんそれは、そうですが」
お医者様はボクに尋ねてきた。
「関西空港から救急車で病院に向かいますか?」
そんな大ごとになっては自分ひとりでは対処できないではないか。
「それは、ちょっと。そんな大仰なことは避けてください」
こわごわと恐れながらも答えた。
「分かりました。そんなに心配はいらないと思いますので、このまま休んでて下さい」
「ありがとうございます。それであのう、先生のお名前は」
「いや、いいですよ」
「いえ、お住まいと、お名前だけでも教えて欲しいのですが」
「いやああ、名乗るほどの者じゃあないですが。では、兵庫県の○○といいます」
「○○先生ですか。分かりました。有り難うございます」
お礼を言ったあと、約八時間は三列シートに横になって一人で苦痛に耐えていた。
無時に関西国際空港に到着すると、ふたたびCAが話しかけてきた。
「お客様、車椅子をご用意した方が宜しいのでしょうか」
なんという優しい心遣いか、有難いばかりである。
「お願いします。ぜひ、お願いします。一人ではどうも歩けそうにありません」
恥ずかしながらも車椅子で入国手続きをする次第となったのである。
グランドスタッフが搭乗口まで車椅子を用意して迎えにきてくれた。
車椅子を押されながら入国審査を終えると、そのまま医務室へ直行した。そこには女医さんが待っていた。
年のころは三十歳ぐらいであろうか、落ち着いた雰囲気の知的な顔立ちの白衣の女性である。ボクはおよその症状を伝えると、女医さんはボクの胸に聴診器を当てながらいった。
「たいしたことはないと思いますけどねえ。疲れが出たのじゃあないですか。熱もなければ心音も正常ですから、まあ心配ないと思いますけど。現地で動物に接触したことはないですか」
「そんなことはありません。動物に接触するなんてそんなことはありません。だいたいただの観光旅行ですから」
「それなら、大丈夫です。明日一日、ゆっくり体を休めれば元気になると思いますよ」
「そうですか。安心しました。まだ、頭は痛いし、気分もすぐれないので一人では歩けないのですが」
「しばらく、車椅子で休んでください。もう少ししたら歩けるようになりますから」
ボクはしばらく、医務室で休憩した。
ようやく歩けるようになったのはそれから一時間後である。
とにかく歩けるようになると、やっとの思いで関西国際空港を後にしたのであった。
いやはや、とんだ年末年始の旅行であった。
年末、バタバタし、あわてて旅行に出かけ、現地でも貧乏人丸出しでこれでもかというくらい動き回った付けが出たようだ。
みなさん、旅行には余裕を持って行きましょう。くれぐれも体には負担のない余裕のある計画を立ててください。
それにしても、各方面に思いも寄らない迷惑をかけてしまった。とんだエマージェンシーの旅行であった。
とにかく頭を抱え、反省、しきりの毎日である・・・・・・。
和歌山 なかお
毎日新聞、読みました。大人も子どもも語ることが大切・・・。こんな寒さの厳しい夜、孤独に心的ダメージを抱えながら苦しんでいる方がたくさんおられるかと思うと胸が痛みます。
少しでも一人でも、語りの場が広がっていくことを願っています。
先日、横浜での講演会を聞きに行きました。
この「地球のステージ」は娘が入学しPTAに携わるようになってから毎年足を運んでいます。去年は仕事の都合でどうしてもいけなかったのですが、今年はどうしても行きたかったのです。
繰り返し流される津波の映像などに涙が出て、今回桑山先生のステージで東北の今を知れるんじゃないかと思い、この日を迎えました。
あの日以来、自分に何が出来るんだろう、何の役に立てるんだろう、そんな思いもしてきました。ボランティアでお手伝いに行きたいと思っても実際は目の前に家族がいます。
じゃあ他に・・・節電節約、今を大事に生きる、このようなことが頭に浮かびました。東北にいけなくても、被災地のことを思い、生活して行くしかないのかな、と思いました。
今まで当たり前に思ってきたことを見つめなおして、今ここにいることを大事にしていこう と考えました。
そして自分の娘にも、改めて大事に生きること、当たり前ですが命、もの、そして1人で生きているんではないんだよと話をしました。
子ども達がジオラマを作っている姿は、こちらが元気をもらいました。
そしてジャワ島などの海外での活動で、廃材から楽器を作る映像には「あ!!」と声を上げそうになりました。私達の学校でも去年『山口ともさん』をお招きして音楽会を開きましたのでペットボトルの「ペッカー」作り一緒に演奏しました。 なんだか、【人と人との繋がり】を勝手に1人で感じてしまいました。
そして最後に桑山先生が「東北に来られなくても、いつもの生活を普通に普通に生活して行ってください。そうしてもらうことで僕たち東北の人たちが未来を考えられるんです」とおっしゃいました。この言葉を聞いて「ありがとうございます」と心の中でつぶやきました。
また来年、次回のステージもぜひ参加したいと思います。
桑山先生は来月にはガザへ行かれるそうで体調に留意されて、スタッフの皆さんも体に気をつけて活動を続けてください。ありがとうございました。
最後にブログに書かれているカラフルな『エコたわし』は何個単位で購入できるんでしょうか?
「横浜 小学生の母親」様
書き込みありがとうございます。
巨大都市、横浜。でもそこに一人一人、明日を考えながら生きていらっしゃる「人」の顔が見えてきます。そんな一人一人の大切な人間によって「ヨコハマ」が築かれていると思うと、気持ちが温かくなります。
アクリルたわしは1セット(2個入り)単位でご注文ください。1セットでもご注文頂けることが嬉しく思っております。
桑山紀彦