あみーずの一日

我が「心理社会的ケア」チームは、明日からの子どもたちの活動「スカイルーム」を控えて、今日「閖上あみーず」の新年第1回ミーティングでした。

1/10-2

 現時点で343セットの注文が入り、メンバーは大喜びです。
 皆さん本当にありがとうございます。
 家を失い、家族を失い、失意の中で立ち上がってここまでやってきたあみーずの女性たちにエールを送りたいです。
 特に虹色であることの意味、それは
「どんな土砂降りでも、必ず雨は上がり虹がかかる」
 という深い意味の元、700円という値段に込めた付加価値を良く理解してくださった皆様に支援して頂き、ここまでやってきました。
 これが、あの壊滅してなおあきらめない宮城県名取市閖上地区から郵送されてくる日をどうかお待ちください。
1/10-1
 みんな一生懸命日々の活動に取り組んでいます。
 これからもよろしくお願い致します。
 桑山と言えば、苦難の大腸鏡を終え、無事「異常なし」の診断を受け今は名古屋です。
 今回は先輩の外科医にお願いしたのですが、やっぱりS状結腸でスコープの足が止まり、なかなか上行結腸の下、つまり盲腸まで入りませんね。でもモニターで遠くに盲腸を見ることができて納得でした。
(桑山)「先生、ポリープもなさそうですね。」
(先輩)「うん、きれいだよ。」
(桑山)「あの斑状痕は?」
(先輩)「あれは、ファイバーのこすれ痕だな。」
(桑山)「やっぱり腸ってきれいですね~」
(先輩)「うん、そうだな。」
(桑山)「このピンクに走る血管壁。内側から身体をのぞくと感動するなあ。」
(先輩)「・・・」
(桑山)「直腸はどうですか?」
(先輩)「うん、きれいだね。何ともないよ。」
(桑山)「いつも悪いものを疑うくせがあるんです。」
(先輩)「大事なことだよ。」
(桑山)「若い腸ですか?」
(先輩)「・・・うん、若い腸だな!。」
 自分の腸の中をモニターで見ながら二人で会話しました。やはりファイバーが横行結腸の角を右下に曲がるところが厳しいですね。エアを入れて腸を膨らませるので、鈍い痛みが襲ってきます。
 しかし、これも健康のためと思えば我慢のしがいもあります。
 健康であることは、時として得がたい「普通」の象徴です。病気になってみてようやく健康のありがたみがわかります。だからこそ「予防」の一手が必要です。人間はかなりの部分「予防」によって健康を維持することができるようにできています。もちろんそれでも叶わない運命というものもありますが。
 健康に不安があったら、恐れないで検査をしましょう。怖いけれど
「本当のことはひとつしかない」
 からです。
 これからもがんばって健康維持に努めたいです。
桑山紀彦

あみーずの一日」への9件のフィードバック

  1. あみーずの皆さん少し張り合いがでますか?
    内視鏡を見ながら自己診断~さすがお医者さんですね・・・。
    なんをおいても身体が資本!お互いに留意しましょう。

  2. 腸の弱い私は、内視鏡検査受けなければと思うのですが・・・。
    桑山医師は自ら進んで受けられているんですね。やはり、すごい!
    お疲れ様でした。
    虹色たわしの注文、343セットもはいっているんですか~?!良かった(これは私個人の感想です)
    9日の桑山さんのブログを読んで、注文が少ない?・・・と心配していたのですが、
    その後、どんどん注文がはいったのでしょうか。
    それとも、今のあみーずさんたちの活動のレベルでは
    まだまだ、少ない量?
    はたまた、地球のステージは全国規模、海外規模ということで
    まだまだ、少ないのでしょうか。
    私は、虹色たわしを閖上復興支援のシンボル的な意味を込めて、
    周りの人たちにお勧めをしようと思っていますので、大量には
    売れないかもしれませんが、応援します。
    ただ、長く販売していくのであれば、ぜひ、アクリルたわし以外の企画もお願いできればと思います。
    まわりの人に虹色たわしの話をしてみると、
    意外と、「作るのが趣味の方にいただいたのがあって・・・」
    という人も何人かいました。
    個人的希望を勝手に書いてしまいますと
    今ではなく、今年の11月過ぎの冬あたりに、毛糸の花弁のブローチが販売されたら欲しいと思っています。
    以前、手作りのお店で、毛皮の端切れを使って作られていた花のブローチが、今でもとても重宝しています。
    ひとつだけつけたり、3つくらいまとめてつけると、ちょっと、豪華になったり、バックにつけたり、ショールにもつけられるし・・・。
    付けていれば目立つので、人にも勧め易いかと。
    まずは虹色たわしの販売が先決ですね。
    私も、出来るだけ、みなさんに勧めてみます。
    届くのを楽しみに待っています。

  3.        とんだことになった、エマージェンシー
     こんなことは今まで経験したことがない。だからおよそ予想だにしていなかった。
     だいたいボクは病弱であり、虚弱体質である。体力にはまったくといっていいほど自信がない。であるから、ふだんからバッグには可能なかぎりの常備薬を持って移動している。
     風邪薬、整腸剤、虫さされ、目薬、オロナイン軟膏、歯痛止め、乗り物酔い等々、いかなるときにも対処できるよう普段から充分気をつけていたのであるが・・・・・・・。
     それは日本への帰りの飛行機内でのことであった。
     1月2日の12時30分に出発した飛行機は、およそ10時間程度で関西国際空港に着くという。
     乗り込んだ当初は、特にこれといって悪いところはなく、旅の余韻を楽しむかのように旅の思い出話しに花を咲かせていた。
     出発して1時間ぐらい経過したときであろうか、なんだか急に気分が悪くなってきた。少しずつ胸が悪くなってきたのである。胃の下から突き上げてくるような吐き気が催してきたのである。
     それからさらに時間が経つと、じっとしていられないような猛烈な吐き気がしてきた。どうしようもなく思わずトイレに駆け込んだ。出発前に空港ロビーで食べたチョコレートがどっと口から出てきた。口の中は甘くベタベタとチョコレートがそのまま張り付いてしまっている。吐いたところで一向に気分は良くならない。便座を抱えてただひたすら蹲るだけである。ドアのところからCAの声が聞こえてきた。
     「お客様、大丈夫でございますか。お気分がすぐれないようにお見受けするのですが」
     「ええ、少しばかり・・・・・・」
     「よろしければこちらでお休みになられませんか。トイレは他のお客様も使われますので」
     「分かりました。今すぐ出ますので」
     ボクはいつまでもこうして便座を抱えて座っていてもしかたがないと思い、また他の客に迷惑にもなるのでCAの言葉に従うことにした。
     生まれて初めてCAさんのギャレーの中へ入りこんだ。CAさんが休憩する椅子に座りしばらくじっとしていたのであるが、いっこうに気分は良くならない。そのうち頭まで痛くなってきた。とても座っているだけでは我慢できなくなってきた。
     「あのーう、座っているだけでは辛いので、どこかに横になるところはないのでしょうか」
     「機内には横になっていただけるスペースはございません。しかし他のお客様にご協力いただければ席を移動していただいて三列シートを空けていただければ横になれると思います」
     「済みませんが、それでお願いします」
     「かしこまりました。早速ご用意させていただきます」
     あああーーーあ、これでなんとか横になれる。このまま座っているのは、余りにも辛い。あああああ、頭も痛いし、気分も悪い。なんとか早く横になりたいのだが。
     そうこうするうち、前の方で座席が騒がしくなってきた。するとしばらくしてCAがやってきた。
     「お客様、横になっていただくスペースが確保できましたので、そちらへお移りください」
     CAに手を取られながらよちよちと機内をふらつきながら横になれる席まで必死の思いで移動した。
     そばらく横になっているとCAが再びやってきた。
     「お客さま、お医者様をお呼びした方がよろしいのでしょうか」
     「横になっただけでも気分はよくなりません。相変わらず吐き気はするし頭も痛い。このまま寝ていてもどうも良くなる気配はありません。ぜひお医者様をお願いします」
     「分かりました」
     しばらくすると機内に突然のエマージェンシーコールが流れたのである。
     「ご登場のお客様にお願いいたします。お客様の中で気分が悪くなったお客様がおられます。機内にお医者様がおられましたらお近くの客室乗務員までお知らせください」
     これは、大ごとになってきたと3列シートに横になりながらその機内放送を聞いた。
     5分ほど待っていると年の頃は50歳ほどであろうか、白髪混じりの品のいい紳士がやってきた。ボクの顔を覗き込むとどこが悪いのかと尋ねた。
     「先生、吐き気がして、それに頭痛も。気分は最悪です。少し寒気もします」
     品のいい紳士の医者は、頭に手を当てたり脈をとったりしたあと、
     「熱もありませんし、脈も正常です。気圧の変化で疲れでも出たのでしょう。たいしたことはないと思いますが、薬を処方すればすぐ体調は回復すると思いますが、なにぶん旅行中で持ち合わせがありません」するとCAが
     「先生、機内には緊急用に医薬品が常備しているのですが」
     「それは、エマージェンシー用でしょう。それを使うと、関空に着いたら救急車が来たりして大ごとになるのではないですか」
     「はい、それは、そうですが」
     お医者様

  4. あみーずの皆さんが今年一年、編み物を通して多くの方とつながれますように。
    皆さんのご健康をお祈りします。
    桑山さんは何事もなくて良かったですね。元気に過ごせますように。

  5. ドクターの会話って、変だよね。
    人間ドックで内視鏡を飲み込んでいる最中に何度か言われたことありますよ。
    「きれいですよー、SANTOさん!ほら、見て!」
    って言われても、こっちはよだれ垂らしながら必死にこらえてるんだ!早く終わってくれー!って言いたいけど言えないんだよー!
    ちょうど来週、私、人間ドックです。

  6. 今朝、中部地方の中日新聞に「この橋 幸せ行き」と
    石垣島にかかった虹の写真が載りました。
    あみーずの皆さんにお届けしたい!!
    石垣島天文台
    http://www.miz.nao.ac.jp/ishigaki/content/news20120109
    私も虹色のたわしを楽しみに待っています。
    桑山先生も身体の自己管理をされているので安心しました。
    時には身体を休めてくださいませ。

  7. 虹色たわしの注文がたくさん入って良かったです。   「健康に不安があったら、恐れないで検査をしましょう。」『本当のことはひとつしかない!』・・・さすがお医者さんの言葉です。しかし、定期的に自分から内視鏡で見てもらうなんて、勇気ありますね!

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。必須項目には印がついています *