ダンが回診中に言いました。
「この夏はとにかくマラリアが少ないなあ。」
確かにその通り。病棟でも全くといってマラリアに出逢わないんです。それはそれですばらしいことですが、やはり気象の変動がその原因となっているとすれば大問題ですね。
それでも午前中の外来35人のうち2人はマラリア疑いでした。検査結果を待ちたいと思いますがやはりいないわけはないんです。
精力的なダンの回診がこれからもずっとちゃんと続きますように。
さて、そんな中で今日はオーストラリア人のジム医師に会いました。
ジムとは時々バイロピテで一緒に働いてきましたが、2004年の7月、「地球のステージ3」の自己改革篇で出てくる「骨折の話し」の主人公です。東ティモールで骨折した僕は思わずこの国を出てオーストラリアのダーゥインで、ギプスをはめてもらおうと渡航を相談するのですが逆にジムに、
「お前は自分がケガした時だけ外国に行くのか。この国の人たちはバイロピテ診療所しか選べなくて来てくれているのに、それは一体どういうことなんだ!」
と詰め寄られ、自分の弱さともろさを知るという事件が起きました。
その示唆を与えてくれたのがジム医師だったのですが、ここでまた再会しました。やはり同じ場所に長く関わるとこういったメリットがあるんですね。
改めて自己改革の大切さをまた確認したところです。
さて、明日は午前中の診療を行ったらバリ島に出て、その夜、30日の深夜にデンパサールを発って成田に帰ります。
あと一息ですね。
美しい東ティモールの海
桑山紀彦
骨折の話、よく覚えています。
理解しあえる人との再会はうれしいものです。
貴重な財産ですね・・・・。
先生頑張ってください!
自分は今、医者を目指して大学受験に挑もうとしている高校3年の受験生です。先生の書かれた東日本大震災についての本を読ませていただきました。先生は自分が夢見ていた理想の医者です。自分も将来は国境なき医師団に入ろうと思っています。自分も先生みたいに素晴らしい医師になれるように必死で頑張ります。将来先生と共に仕事をできることを強く願っています。先生、勇気と夢を与えてくれてありがとうございます!
桑山 紀彦 様
東ティモールの三日間の活動大変お疲れ様です。
様々なドクターに合うといろんなことがあるものですね。
私も反省の繰り返しです。
来年はさらに希望の一年にしたいものです。
あ~!
あのドクターだ!
怪我して慌てた桑山さんを
諭してクールダウンさせてくれた人。
わたしは
外国に出かけたことは
ほとんどないのに
なぜかいろんなところのことを
知っているいる気がしてるのは
地球のステージを通して
出会った国やひとびとに
本当に出会った気になってるからかも。
長く地球のステージに関わると
そのうちどこでも行けそうな
気がしてきます。
また、神戸や広島で
ドクトルダンとアイダに会えたように、
桑山さんが通い続けてくれるご縁で、
ダン先生とアイダにも
美しい東ティモールの海に負けてない
九州の海も
いつの日か見てもらえたらと思います。
残り少ない旅
豊かな時間になりますように。
お疲れさまです。31日には成田にお帰りになるとか。
30日の夜には太平洋の上ですか。そうなら、バカなかおと洋上ですれ違うことになるかと思います。
もちろんボクの方は国際貢献などではありません。申し訳ありませんがグウタラ昼寝旅です。桑山先生、アキちゃん、ごめんなさい。
あなたがたのような、素晴らしいことはボクにはとてもできませんので赤面するばかりです。南の島で休みます。「お前は1年中、休んでばかりだなあ」と、皆さんからのお叱りの声が聞こえてきそうです。
桑山先生、アキちゃん、帰国されたら、ゆっくり休んでください。
では、いい新年を・・・・・・・・。
和歌山 なかお