横浜国立大学藤掛研究室

今日は横浜国立大学教授の藤掛洋子先生が主催されるゼミのイベントに招待されました。

藤掛先生は青年海外協力隊パラグアイ隊のOVで現在横浜国立大学で教鞭をとっていらっしゃいます。生徒さんの発表も、ワークショップも流れるような構成でとても練られていることを感じました。

今回は島根から川上修五さん、真樹さんご夫妻が来て下さいました。修五さんもまた獣医師として協力隊パラグアイ隊のOVです。かぶってはいないけれど藤掛先生とはお知り合いでした。

今日はようやく修五さん、真樹さんのために作った「国境を越えて」を生で聞いてもらえて再びロックな時間となりました。いくつになっても自分で自分の進む道を決めていくことの大切さを感じで触発され、作った曲は、修五さん真樹さんに届いたかと。

あっという間の1時間でした。

今日は優子ちゃんが音響、明ちゃんが映像と身内で完結するミニライブ版でしたが、なんとかクオリティは保ちつつ、コンパクトにまとめられたと思います。

そのあと、藤掛先生とゼミ生、そして翔也君と友達も一緒に大船駅前でご飯を食べました。身近に藤掛先生と語れて光栄でした。これからも一緒に何かできればと思っています。

その中の大学生に、昔石巻市立蛇田中学校で「地球のステージ」を見たという若き青年がいました。彼はその後JICAエッセイコンテストでも受賞し、これまで2回ステージを見ているのですが、これで3回目。ずっと再会を願っていたと語ってくれました。そして、

「蛇田中学校のステージの時、なぜ津波の映像を流さなかったのかと校長先生に問いかけに行きました。そのときは”ショックを受ける人がいるから”という理由でしたが、僕はどうしても納得がいかず、そのことをずっと気にしてきました。僕たちは向き合うべきであり、そのためには例え辛くてもかなしくてもちゃんと向き合うべきだと信じています。あのステージの後、実はそんなことがあったのだということを知ってほしくて、今日はそれも伝えられてよかったです。」

こんなに強い意識を持った青年が石巻に育ち、今慶応大学で学んでいます。

やっぱり向き合おうということは、子どもたちにとっても必要なことなのだと改めて教えられました。

日本の大学生にすばらしい未来があることを願いながら食事会は終わっていきました。

桑山紀彦

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