今日は青森県の三八(さんぱち)地域にある田子(たっこ)町でのステージでした。
田子高校の芸術鑑賞で呼ばれたのですが、田子町にある小学校の5,6年生も来てくれて、ふしぎな雰囲気でした。それは中学生がいないから。たまたまこの日は定期テストのまっただ中だったということで、残念でした。
高校生は全校でも30名くらい。来年度からは募集を停止しいよいよ統合です。こんなに素敵な町なのに人口減少の波が襲ってきています。
田子は、田子神楽やナニャドヤラというふしぎな踊りの文化を持つ希有な町。ナニャドヤラはカテゴリー的には盆踊りだといいますが、その語源がユダヤのヘブライ語にあるともいわれる興味そそる踊りです。田子高校は伊藤先生のおかげでみんな踊れるとのこと。まさにこの町の住人である証しになっています。
そしてステージといえば素晴らしい聴く姿勢に拍手。秀逸な質問と何をとっても素敵な高校生と小学生。なぜこんなすばらしい町が人口減少なのか。残念でなりません。いつかこの国の一極集中も見直され、また地方の町に活気と人口が戻ってくることを願いながら田子をあとにしました。
陽が落ちる時間が早い東北ですから、4時を過ぎるともう真っ暗に近い道を走り、一路産休中のうちの東ティモール担当、中川舞子さんの家へ。元気に第2子を産んで2021年の春にはまた戻ってきてほしいと思います。
明日は県下一の進学校、青森高校を電撃訪問の予定。2020年9月に120周年記念行事があるそうで、そこに「地球のステージ」を!と思ってくださっているとのこと。営業に行って参ります!
桑山紀彦