昨年の清水4中はそれまでのまとまり感とはちがい、ガヤガヤざわざわ・・・。どうした?と思い、「みんなの学校は戦争になりつつある。一人一人が学校の中の戦争の火種を消していこう」
という話をしました。そして今年、また呼んでもらった清水4中は見事なまでに復活を遂げていました。1年で学校というものはこんなに変われるものなのだと思う。もちろん今年の3年生の中にも元気な子はいたけれど、それが他人を傷つけるようなものではなく、「ノリがいいなあ」と思うようなレベルでしっかりとどまっている感じ。嬉しくなりました。
この学校はステージの最後に「応援花」を歌うことになっていて、みんな歌詞カードを持ってきています。そんな伝統も守られつつ、今年は最後になる3年生の男子が身振り手振りで「応援花」についてくる。ちょっと間違えると「悪ノリ」だけれど、僕はこの3年生に愛情を感じました。なんと彼らは僕の帰りを校門前で待っていて、「応援花」を精一杯歌ってくれたのです。
「かわいいなあ、中学生!」
と思える嬉しい瞬間でした。
今年は「南スーダン難民篇2」と「キリバス篇」を入れて、新しい3番での公演でしたが、
「見る度新しくなっていますね」
と校長先生。また来年も会いたいですね!
桑山紀彦