15年目の宇治中

日本で一番長く続いている中学校、それが今日の京都府、宇治市立宇治中学校です。実に15年目の公演となりました。

宇治市内の中学校教諭、中江先生が火を付けてくださったこの宇治市内の公演は、西小倉、西宇治、木幡、そして宇治中です。この中学校はいまYouTubeで人気が出てきている岡崎体育の出身校であり、彼は14年前にこのステージを見ているはずです。

そんな宇治中はこの「地球のステージ」を人権講座と位置づけ、事前学習でも登場国を調べ上げて学び、いくつかの質問を設けた「人権新聞」を発行しています。だからみんなどんな内容になるかの前情報を持っています。するとその質問内容に触れる場面となるととても静寂に包まれます。つまり、

「あ、質問の答えが隠れている部分が来た」

という理解があり、聞き漏らさないぞという気持ちが働くからだと思いました。こんなふうにただステージをやるだけではなく、それを授業の中に落とし込んで理解を深めていく努力を日々続けていらっしゃいます。だから、宇治中学校は長く続くのだと思います。

学校が目指すテーマに触れながらこのステージが位置づけられているので、例え先生が異動で替わられても、

「地球のステージ?人権学習の教材だから当然やるよね」

と引き継がれていくのです。すごいな~って思う。

今日もそんな見事な聴きっぷりで15年目の宇治中もすばらしい生徒さんたちばかりでした。また来年!!

桑山紀彦

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