今日はフィジーの中心、ビチレブ島の西部で活動する協力隊の皆さんと行動を共にしました。
中心となってくださったのはなんと山形出身の栄養士、浅井恵子さんです。訓練所からのつながりでついに現場でお目にかかることが出来ました。山形の精神科系の病院に勤めていらっしゃった恵子さんとは、同じ山形県人の明ちゃん共々「やまがた話」で盛り上がりました。
そして今日はもうひとり、北海道出身の理学療法士、中尾学人(がくと)さんにも会えて光栄でした。中尾さんは訓練所での「地球のステージ」をえらく気に入ってくださっており、一緒に映像の話で盛り上がれて嬉しかったですね。今回の写真の中で「すごい!」というものはそのほとんどが中尾さん撮影です。
さて、今日はそんなみんなでナバラ村に行きました。山の中にあるその村は伝統的な茅葺きの家がまだ残っており、観光客を受け入れて村の資源にしているユニークな村です。フィジーと聞くとどうしても「青い珊瑚礁」という感じかもしれませんが、そこに民族が暮らし、伝統を守って生活しています。みんなしたたかさの中にも笑顔を忘れませんでした。
やっぱり協力隊はいい。
悩みながらだけど、なんとか自分の世界を拡げようと踏ん張っている。そして少しでも人や世界のためにできることを模索しながら活動しています。現場で会う協力隊の姿にまた一つ魅了されて、惜しみながらの別れでした。明日は首都のスバに行き、JICAフィジー事務所の表敬訪問です。
桑山紀彦