宮城な1日

今日は朝から新幹線で宮城に行き、まずは県庁訪問。今年も宮城県内の学校で復興庁系の資金を受けて「地球のステージ」や語り部講座ができそうなので、ご挨拶に行きました。もちろん決まったわけではないにしても、こうして毎年学校側の経費負担無しで「地球のステージ」や丹野さんたちの語り部講座が実施できそうなことは、とても嬉しいことです。

県庁の部局の皆さんの中にも「地球のステージ」をかつて呼んで下さった学校の先生が出向でいらっしゃったりと、改めて宮城県とのつながりを強く感じる時間でした。おそらく1月~3月にかけてだとは思いますが、被災した子どもたちがいる学校での「地球のステージ」を相当数展開できそうです。

そしてその足で秋保(あきゆ)温泉岩沼屋へ。今日は歌無しの講演会。なんと言っても名取の時の大屋さん、洞口ひろみさんが会長を務めるJAみやぎ女性組織協議会からの依頼ですから歌がなくても(「地球のステージ」公演でなくても)力が入ります。だから最初からアカペラで歌ってしまいました。「スキヤキ~上を向いて歩こう」。やっぱり歌うって気持ちいいな~。改めて思いました。極端にステージが少なくなった7月に人前で歌わせていただき、大喝采を頂き、こんな幸せはありませんでした。

今日の内容はSDG’s~持続可能な世界づくり~の話しです。今JAも、こういったグローバルな視点になって農業の発展を考えています。そんな流れの中でSDG’sを分かりやすく説明してほしいと言うことだったので、南スーダン難民篇、パレスチナ~映画制作篇、フィリピン篇2で構成して世界とつながることの大切さと共に、自分の内面の意識改革こそ大切であるという話しでまとめていきました。

終了後皆さんからの質問も多く、笑いもあってひろみさんも大納得の講演会になったようで、良かった良かった…。

 

そして閖上に行き、丹野さんと歩きました。総会の時はにぎやかなかわまちテラスでしたが、今日はひっそりとした海風が香るかわまちテラス。やはり今年の東北はかなり寒いです。慰霊碑にもお参りしましたが、お花が学校側からちゃんと提供されていたりと、学校に見守られている様子もわかって良かったです。

来月は柴田町のステージがあるのでまた宮城に戻ります。

結局途中でクリニックも「地球のステージ」も出ることになったのに、ちゃんとこうしてつながって下さる元大家さんの洞口みろみさんの変わらない笑顔に、本当の優しさを見た思いでした。土に生きる人たちはブレないんだなあという実感がありました。

宮城県に感謝の1日でした。

桑山紀彦

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