ウガンダ行きが8月13日からに延びて、ぽかんと空いた1週間ですが、それなりに予定入るし、子どもたちの新患は入るしで、結構忙しくなってきています。
そんな中、今日は念願の日々輝(ひびき)高等学校に行けました。
この学校には我がクリニックにきている子どもたちがたくさん通っており、一度学校に挨拶させてほしいと思ったし、何より学校内を見ることで子どもたちがどんなところで学んでいるかのイメージが膨らむと思ったのです。
対応して下さった酒井先生は胸を張って、学校の目指すものを語って下さいました。それはまさに中学校時代まで不登校を経験していても、この学校の中に居場所を作り、普通の高校生活を送ることができるようになることというものでした。
そのためにST(セルフトラスト)クラスというものを作り、ほぼ全員が中学校までで長期の不登校を経験している子どもたちで形づくられていました。だからみんな優しいし、遅刻してきても、「どうして遅刻したの?」ではなく「よく来たね!」で出迎えてくれるところに、この学校の大きな存在理由があると思うのです。
学校内は優しい雰囲気に満ちており、ここを土台にして多くの「感受性豊かな」不登校の子どもたちが自分らしさを取り戻していけるといいように思います。校内を一周して戻ると校長先生が、
「私は公立中学校の校長だった時に1回、そして教育委員会に出向している時に1回、「地球のステージ」を見ています。さっきはつながらなかったけれど、びっくりしました。ぜひ日々輝でも!」
とのこと。なんと同じ名前の桑山校長先生との出会いでした。来年15周年記念とのことで、ぜひお呼びいただけると嬉しく思いました。
多様化する高等学校。でも、それはいろんな生き方を認めていくという上でとても大切なことだと思います。その意味でこれからもこの日々輝高等学校とはいいつながりができそうでした。これこそまさに「地域資源」です。
桑山紀彦