今日は仮設住居に住む閖上小学校の子どもたち(一部)とワーク・キャンプに出かけました。
目指すは山形県上山市です。
上山市で牧場を営む山川さんや団体職員の枝松さんという人は、古くからの知り合いです。なにせ「地球のステージ」の前身である「日本国際ボランティアセンター山形」を創設した時の創設メンバーでもある枝松さん。隣県山形として名取に何か出来ることはないか、と考え子の子どもたちのためのワークキャンプを企画してくださいました。私たちは子どもたちに誘いをかけ人数を集めることと、1泊2日の中で出来る可能性のあるワークショップを2本打つことが役割です。
今日はダンサーの柴崎悠子さん(悠ちゃん)とのセッションで桑山が歌いドラムをたたいて悠ちゃんが踊る「ダンスワークショップ」を始めました。これはダンスを通じて自分の解放して「恥ずかしい」という気持ちを乗り越え、自己表現するためのツールを身につけることを目的としたものです。
最初キャンプファイヤーの前で、桑山のドラムと悠ちゃんのオリジナルダンスを披露すると子どもたちはじっと見つめています。終わると「カッコい~。」「動物を感じた。」「真剣だった」という感想がたくさん寄せられました。続いてみんなでソウル音楽に乗せて6つのステップを踏み、覚えてグループで披露しようというものでした。
男子の一部はなかなか乗ってきませんが、よく見るとじっとこっちを見ています。踊りは少々苦手と思っていたり、「そんな事出来るかよ~」と突っ張っているのはこの年代の男の子の特徴でもあります。代わりに女の子たちは「もっと踊りたい~」と積極的です。一通りダンス・ワークショップが終わると、結構みんなは踊れていたことに満足したようでした。
そして寝る時はみんなで雑魚寝ですから大変です。子どもたちは嬉しくてなかなか眠りません。でも、閖上小学校の今の姿や、前の閖上の街の話にはすごく乗ってきてくれます。彼らなりに語る準備をしているようでした。もしもこういったことが刺激になって、その子の心が不安定になるとしたら、この夜にも悪夢などが生じるかもしれません。
今はもう午前1時ですが、子どもたちは実にすやすやと眠っています。やはり私たち大人が考えるほど子どもたちは口を閉ざしたりもしないし、自分たちなりの心の整理を始めているのだと思いました。その点において、いろんな事が自由に語れるこういった安心できる場所が必要なのだと思いました。
明日は子どもたちと共にPA(Project Adventure)やアンガー・マネージメントのワークショップです。天気が持つといいなあ。
桑山紀彦
‘ひと’との出逢いって いいものですね。
出逢い 繋がっていく
こちらは 今 雨です。
そちらは 大丈夫かな?
みなさんに幸あれと 祈ります。
ダンスワークショップ素敵ですね。
自分の解放するためのツール沢山持って使える人は
強いですものね。
先生は、沢山ツールを持っておられて
それを伝えたいと思っておいでなのですね。
私自身はダンスのワーク苦手です。でも身体の中で
動いているものは感じます。
おはようございます?今日から気温が下がると言ってたのに…汗が… 今日から通勤電車の混み方が元に戻りました。
キャンプっていうか、お泊まり会って、なんだかウキウキしますよね。おばさんになってもそれは変わらずで!子供達楽しい良い時間を持てたでしょうね。踊りで表現… やってみたいけど、恥ずかしくてやれないぜぇ的な男子。目に浮かびます。頭と心の中ではきっとおどっちょったじゃろうけど(^-^) はきだして、また一歩 前進出来るじゃろうね!
前に座ってるおじょうさんが爆睡しちょって!
昨日テレビのニュースで閑上中学校の2学期始業式の様子が放送されました。震災のため1学期が始まるのが遅れ、(それも他の中学校の校舎を借りてのことですが)、2学期を早く始めるとのことでした。
同級生がなくなったり、家族がなくなったりしたなか、それでも元気に登校する生徒の様子が映しだされました。
お盆には合同葬儀がおこなわれました。祖父と生まれたばかりの子どもを亡くした若い夫婦の様子も放送されました。親二人が生き残ったのですが、祖父の死は受け入れられても、生まれたばかりの子どもの死は受け入れることはできず、合同葬儀には参加しないとのことでした。充分わかりました。こんなにも悲しい、こんなにも苦しい思いをしている人がいるのだと、被害の残酷さをあらためて認識しました。
本校も今日は登校日です。恒例の平和学習を行いますが、今年は震災のむごさを伝えようと思います。閑上の悲しさが、伝わればいいのですが・・・・。
和歌山 なかお
東京は気温差9度とか。一気に涼しくなりました。
ワークキャンプ、お天気はどうだったかな?
ダンスワークショップはいいですね~。体を動かすの気持ちよさそうです。
みんなぐっすり眠れて何より。桑山さんは寝ずの番だったのかしら?
締め付けを感じる学校という枠でなく、解放感のあるキャンプでのワークショップ。サッカー、心のままの絵画、そして砂絵などなども同じで、子供が吐きだせる場所を提供する価値を改めて感じます。
2日間のキャンプが効果的に終わり、きっと一歩前進することでしょう。