今日は岐阜県立不破高校でした。
岐阜県の一番西にあるこの高校には、以前大垣北高校で観てくださった浮田先生が誘ってくださいました。
大垣北高校の公演がなくなっても、こうして北高校で観てくださった先生たちがその異動先の学校で呼んで下さる。本当に嬉しいことです。
でも最初、歌の後の拍手がまばらでした。
自信のない高校生たち。最近余りほめられることがなく、怒られていることの方が多い子どもたちは人に向かって拍手などできません。自分にある程度自信がなければ、人をほめる、拍手するということは出来ないからです。でも
「もう少し元気だそうよ~。」
「拍手あると嬉しんだけどな~。」
というと、次第に曲ごとに拍手は強くなってきました。だから最後にみんなに伝えました。
「みんなは今は自信がないかもしれない。でも、ちゃんと拍手を増していってくれた。それは、みんなが”僕”という人間の身になることができたからだ。”この人、拍手がないと悲しむんだなあ”と言うことがちゃんとわかって、そんな僕を励まそうと拍手をしてくる。それを”優しさ”というんだと思う。みんなはちゃんと”優しさ”を持っている。それを誇りにして、一歩前に踏み出してみよう。」
最後に事務連絡はないですか?との問いかけに立った先生が言いました。
「今日はみんな良くできた。優しい姿勢だった。僕は不破高校の生徒たちが好きになった。」
交流会は当初2人だったのに気づいてみれば12人もの生徒さんが集まり、とっても活発な交流となりました。みんな今の日本に生まれ、高校を生きている。それだけでも素晴らしいと思いました。
やはり岐阜の高校生はすばらしい。校長先生が、
「検討しないとなんとも言えませんが、なんとか2番3番と続けて呼びたいと思います。」
といって下ったこともとても嬉しかったです。
不破高校に栄光あれ!
桑山紀彦
ブログ読ませていただきました。不破高への素敵なコメントありがとうございます。いろいろな困難を抱えている生徒が多く、上手に鑑賞できるか、とても心配していました。が、生徒の反応はとても良く、私の以前の勤務先で前に地球のステージを公演していただいた岐阜北高の生徒より、むしろ、とても素直に桑山さんのお話を聞いていたように思います。来年度については、まだ、未定ですが、アンケートの結果では、生徒からは圧倒的といってもいい支持がありました。が、先生方は、いろいろな意見の方がみえました。