元全日本代表、北澤さんがやってきた!

 今日は名取市内の小学校のグラウンドをお借りして、サッカーワークショップを開催しました。震災の被災者支援の一環として、北澤豪さん率いるフットボールコミュニケーションアカデミーのみなさんや稲妻イレブン、ダノングループなど多くの方の協力を得て、今日を迎えました。アシスタントを務めるのは山形南高校サッカー部の3年生。それからドーナツを作りに、昨日の深夜、千葉県を出発してくれたこのゆびと~まれのみなさん。ドリンクバーのお手伝いは仙台や名取のお母さんたちです。テントの設営や会場準備には地元のサッカー協会のみなさんのお力にも支えられました。

 そして、今日は小学生が60人ほど参加してくれました。女の子の参加も多かったですが、男の子に負けないくらい一生懸命、取り組んでくれました。7/2-3

 震災前、普通に遊んでいた学校のグラウンドや公園が今は自由に使えなくなってしまいました。仮設住宅で生活する子どもたちも多い中、たくさん遊びたいのに、なかなか身体を動かせる場所がありません。広いグラウンドで思いっきり身体を動かしてたくさん走り回ってくれること、そして動き回って疲れた後にはお家でおいしいごはんをたくさん食べてくれることを願って、今日の企画をしました。

 手つなぎ鬼で身体をほぐした後は、10人ほどのグループに分かれてサッカーボールを使ってリレーです。右手に載せて走ったり、ドリブルしながら走ったり、ボールを蹴りながらカラーコーンの周りを走ってみたり、だんだん難しくなります。チームのみんなで協力しないとなかなか進みません。高校生がフォローしながら、それぞれががんばって1つずつ課題をクリアしていきます。

7/2-2

 ミニゲームもしました。ゴールめがけて、パスをつなぎながら懸命にボールを追いかけます。高校生チームやフットボールアカデミーのコーチたちを相手に、ゴールを決めている子どもたち。笑顔があふれます。応援に駆けつけたお父さんお母さんも子どもたちの活躍にうれしそうです。北澤さんも合流して一緒にサッカーを楽しみました。

 帰りがけに大きなボードに「今日の感想」を書いてもらいました。楽しかった。また来たいなぁ。サッカーが得意な子もあまりサッカーをしたことがない子も、それぞれの想いをぶつけてくれました。また一緒にサッカーしたいですね。そのときは、桑山さんも一緒に、ですね。

7/2-1

石橋優子

追記

 友人である北澤さんとは終了時電話で話しました。

「いや~良いスタッフ持ってますね~。今回先生の歌が聴けなくて残念だったな。人のケアも大切だけど、先生、自分のケアも忘れないでね。またやりましょう!また必ずきます!」

 とのこと。嬉しいですね。

桑山紀彦

元全日本代表、北澤さんがやってきた!」への8件のフィードバック

  1. よかった、よかった! 今日16時から第二回目の「被災地支援の集い」をします。津波祈念資料館のために募金をします。http://micheleyam.exblog.jp/

  2. 今日は大成功。みんなすごく楽しがってたし笑顔で溢れてました。あれがいつもの生活の中で起こればいいかな。全体をしっかり見ることが出来なかったけどあの子が最後はチームに入ってサッカーが出来てよかったと思います。一人の子に真剣に向き合うことも大切かなと思いました。それに合わせて南高生もすごく楽しんでました。みんなが「また開いてね。絶対行くから」って言ってくれましたよ。普段じゃえられないものえることができたし何よりみんなが純粋に楽しんでくれたと思いました。そして最後に心に響いた言葉が、ケンケンさんが言ってくださった「サッカーはこういうか変わり方もあるんじゃないかなって思います。」ってこと。なんかすごく響きました。心にあった穴がふさがった感じです。何気ない一言だったかもしれませんが、ケンケンさんありがとうございます。
    これからまたこっちでは普段の生活が始まりますがみんな今日のことを忘れないで過ごしてくれると思います。被災地のことを考えて過ごしてくれると思います。

  3. 写真からも子供たちの喜びが伝わってきます。
    本当に色々な人たちが協力されているんですね。
    FCアカデミーのみなさん、南高校の3年生、地元のお母さん方、そして四街道の皆さんご苦労様でした。
    これが、普通のことになる日が待ち遠しいです。

  4. ニュースで短い時間でしたが、放送されましたよ。
    子供達の清々しい汗びっしょりの笑顔と、北沢さんの子供たちを見るやさしい目。お手伝いされた皆さんお疲れさまでした。
    震災後落ち込み気味の母から、テレビで放送された中で南三陸の方の小学校低学年の姉弟の話を聞きました。
    震災以来復旧のために自衛隊、警察の方が毎日町に通ってこられます。
    この姉弟は自分達で幕に毎日ありがとうと書き、自衛隊や警察の方が朝通られる時間にお迎えして、帰る時間に又ありがとうの幕を持ってお見送りするそうです。
    天気が悪くても毎日いる子供たちに、自衛隊の方警察の方はこの子供達に会えるのを励みに、大変な任務がんばれると言われていたそうです。
    最近お友達が一人増え三人になったそうです。
    人に支えられることの幸せ、純粋な心の強さに感動しました。
    母の記憶は曖昧なときもありますので、正確にお伝えできていないかもしれません。もしこの話をお聞きになった方いらっしゃいましたら、補足をお願いします。

  5. サッカー大会 大成功!良かったです。お疲れ様!次回開催たのしみにしています。

  6.    サッカー、たぶん、これかな・・・・
     こころのケアーで大切なことは相手の立場にたって考えることが一番大事なのではないでしょうか。
     外に出て、スポーツをして、体を精一杯動かして、それでイヤなことや辛いこと、悲しいことを忘れてしまいましょうといってもそう簡単には忘れることはできません。スポーツは互いに繋がり合えるから、楽しく体を動かしているうちに互いに繋がりあえる。だからといって、スポーツならなんでもいいというものではないでしょう。技量の向上や技術の習得、体力向上が目的ならそれでいいでしょうがこころのケアーでは充分考える必要あります。
     サッカーは自分のプレーだけでなく相手の動きをみながらボールを出し、また貰ったりします。これが相手を思いやり、また相手も自分を思いやってくれる、そういうスポーツだからこころのケアーに役立つのではないでしょうか。
     人は、自分一人では生きられない。誰かに寄り添い、支えられ、またより添って生きる。それを知ることでこころが癒されるのではないかとおもうのですがいかがでしょう。そういう意味でサッカーというスポーツは相手が自分に寄り添い、自分も相手に寄り添う最適なスポーツなのではないでしょうか。
     スポーツオンチの僕は、サッカー競技を見るたびに、勝手にそう思ってしまうのですが・・・・。
          和歌山   なかお

  7. 優子ちゃん、疲れ様でした。
    大成功で良かったですね。みんなの笑顔が輝いています。
    桑山さんの友人が入れ替わり立ち代わり線所の手を差し伸べてくださって有難いですね。
    サッカーは奥は深いけど、ルールがシンプルだから誰でも参加しやすいスポーツ。
    これからもサッカー大会をやってみんなが一つになれる機会を増やしてくださいね。

  8. スポーツって本当にいいですね!当日、みんなが楽しめるようにいろいろ下準備がたくさんあったことでしょう。紀君、優子さんやスタッフの皆さん、南高校の皆さん、本当にありがとうございました。僕も子供たちのキラキラした笑顔を傍らで眺めていたかったです。明日から、また自分は職場の子供たちと一生懸命に向き合います。このブログを通して皆さんからパワーをいただきました。ありがとうございました。

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。必須項目には印がついています *