11月17日の時点で札幌市内のいちょうは落葉しておらず、なんと80年以上ぶりで初雪が降っていないという北海道です。
温かいことは北海道の皆さんにとっては過ごしやすい事なのだとは思うけれど、温暖化の影響をモロ感じる事態にびっくりしています。これは本当にまずいのではないかと、紅葉に輝く札幌のいちょう並木を見ていました。
さて、今日は札幌ユネスコ協会の70周年記念式典で呼ばれました。
ユネスコは文化遺産保護で有名ですが、実は「平和」を希求する国連機関です。それはもちろん世界の平和という大きなテーマでもありますが一方で「心の中の平和」を目標とする、非常に内面的な取り組みをする組織です。それを支援するのが「ユネスコ協会」。ユニセフに「ユニセフ協会」があるようにユネスコにも「ユネスコ協会」があります。
北海道のステージは清田高等学校が単独でもう10年以上続けてくださっていますが、かつては当別高校や札幌西高等学校で公演してきました。それは総て田辺先生という熱い高校教師が頑張って呼んで下さってきたものです。今日も田辺先生が来て下さいました。
現時点では北海道の公演は来年の札幌清田高校の予約はあるものの、それ以外の依頼はありません。今日も多くの学校関係の皆様が来ていらっしゃったので、きっかけになるといいように思いました。
地理の教師である田辺先生が教えてくれました。
「来年から高校の教科改革で地理が必須になります。それは国際協力、防災減災というテーマをしっかり学んでほしいという動きからです。」
ということ。この2つについては得意分野でもあるので、そんなところが一つのとっかかりになるといいように思いました。
おそらくこの時期には温かい5度の気温の札幌をあとにしました。
明日は相模原市の「平和のつどい」です。
席には余裕があるようなので、お近くの方、是非おいで下さい!
桑山紀彦