秋の高山祭

今日は松戸の素晴らしい小学校でのステージを朝10時30分からおこない、大変感動した余韻のまま都内を突っ切って、社有車の軽、ハスラーで実に1時間10分ほどで海老名にたどり着き、そのまま故郷、飛騨高山に向かいました。

今日は秋祭りです。

思った程国道158号線、安保トンネルは混んでおらず、こちらは4時間ほどでたどり着き、さっそく夜祭りに繰り出しました。

今回は4Kの撮影を目的としており、今後「地球のステージ」の映像を全て4K化していくためにいろんな映像を一から撮りためています。雨が降らないいい感じの夜の屋台が撮影できました。そして兄と、翔也君の男3人で祭りの「やし」~出店のこと~をそぞろ歩いていると、高山市内、ものすごい数の小学生、中学生、そして高校生が出歩いていました。とっても嬉しくなりました。だって、今日は友だちと自由に夜遅くまで出歩けるんです。こんな日は年に2日しかありません(春祭りと秋祭りです)。

着飾った小学生。お化粧をした中学生。制服のまま手をつないで歩く斐太高校生のカップル。もう最高。年に2回のお祭りに、こうやって友だち誘って最高におしゃれしていつもとは違う雰囲気の夜の高山市内を歩き回る。出店の前に並んで、そう多くはない小遣いを握りしめ、リンゴ飴やはやりの軽食を品定めする。少し離れた暗がりでは地べたに座り込んでそんな軽食を友だちと分け合いながら、ひたすらおしゃべり。

あの、5月に見たミャンマーのミャッセミャー村の村祭りで感じた「幸せ感」が蘇りました。それはまさに「この町に子どもたちが生きている」という喜び。もちろん人の子だし、向こうから見たらなんだかカメラ抱えてニコニコ笑っている変なおじさんなんでしょうけれど、本当に心の底から嬉しくなる瞬間でした。そぞろ歩いている飛騨の子どもたちをみんな抱きしめたくなる感じ。

久しぶりの秋祭りでしたが欧米からの外国人があふれ、日本のシニア世代の観光客もごった返し、地元の小学生~高校生があふれんばかりに繰り出し、こんな活気のある街、久しぶりだと思えるほどの盛り上がりでした。最近の高山市、かなりイケてます。

自分が今暮らす町の祭りを大切にしていこう、そう思いました。

明日は雨模様ですがゆっくりと高山から戻ろうと思っています。

桑山紀彦

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