今日は久しぶりの熊本公演。
少し時間があったので南阿蘇村に行きました。
2年前の熊本地震で私たち「地球のステージ」が入ったのは南阿蘇村でした。常駐して3週間緊急支援を展開してから既に2年が過ぎ、現在3年目です。
ブルーシートもほとんどなくなり、南阿蘇も復興してきているとは思いますが、まだまだ役場の横の仮設住居には皆さんが住んでいらっしゃいます。
宿泊先だったペンション「響」のオーナー、和田さんに逢いに行きました。すぐに思い出していただき、
「あの地震の話になると、すぐに僕たちは桑山さんたちの「地球のステージ」の話になるんですよ。」
そして、
「実は東京の大学を卒業した息子がね、”あと20年は東京におるけん”と言って、東京大好きやったのに、なんと村の役場に帰ってきて勤めとるんですよ。これは絶対に地震のおかげです。」
熊本地震は多くの人の人生を変えていったけれど、でも良いこともあったということです。和田さんの息子さんは郷土への思いを強くして戻ってきたのでした。
僕たちができたことはほんとうにわずかだったかも知れないけれど、こうしてつながった人がいます。明日は浄林寺や渡邊先生のところを訪ねたいと思っています。みんな元気にしているかな。
それにしても熊本県人。やっぱり県道、国道飛ばしすぎ。あおっている意識はないんだろうけれど、ガンガン追い上げてくる~。
肥後もっこす、健在です。
桑山紀彦