今日はそのまま舞鶴に残り、午前中に東舞鶴の白糸中学校でのステージでした。
実行委員会の皆さんはこうしてご自身が呼ばれた時にどこかの学校とくっつけてダブル公演されることを強く希望される場合が多いように思います。何せ交通費がかかりませんので。
島根の山藤さんたちも良くそれを考えてくださっています。
舞鶴実行委員会の希久子さんたちは、これまで幾多の学校に資金的な負担をかけさせない形で公演を実現してきました。やはりそれは希久子さんたちがこの舞鶴の子どもたちのことを考えているからだと思います。
白糸中学校は街の真ん中にある大きな学校です。熱い校長先生が希久子さんとつながって今日の実現となりました。
今日の大川ゆかりさんの話もまた素晴らしかった。
毎回新しい発見がありますが、やはり中学生相手だとそのテーマが中学生に降りてくるので、目の前の中学生にはすんなりと心に入ってくるのではないでしょうか。
今日は始めて亡くなった息子の駿君が同級生に告白していた話をしたゆかりさん。駿君の日々の姿、日常が感じられて感動しました。でも残念ながら駿君が告白し、そして振られた相手の女の子も、津波で亡くなっていたのです。
今思い出しても切なく、そして胸が締め付けられるような話しです。でもゆかりさんはほほえみと共に話していました。きっと駿君が降りてきて、一緒にいてくれているんでしょう。
「お母さん、そんなことばらすなよ!」
なんて言っているに違いないです。
またしてもゆかりさんに全てを持って行かれた、そんな「地球のステージ」でした。
来週は久しぶりの熊本、大分公演。頑張っていきます。
桑山紀彦
語りつなぐことの大切さを今更ながらに感じました。
歴史の表に現れない隠れたエピソードの一つ一つが歴史そのもののような気がします。