17年目の二本松訓練所公演

5月16日(水)のJICA二本松訓練所の公演は、夢のような時間でした。

平成13年度1次隊から始まったこの定期公演は実に17年目に入りましたが、昨年より選択制講座となり、参加する訓練生の皆さんの数が激減していました。ところが、今回の1次隊の皆さんはなんと約8割近い参加率。以前の必須講座の時のような熱気が戻ってきていました。

1次隊の皆さんは学校の先生が多いという特徴がありますが、そんな背景だけでなくほんとうに今回の1次隊の皆さんは先の駒ヶ根訓練所公演もそうでしたが、すごいやる気と熱気を感じることができました。

質問もたくさん出たし、そのあとの物販場所における交流会も長い列を作って下さり、結局22時20分までずっと対話が続くという(喜ばしい)異例の事態。

「やっぱり訓練所公演はいいなあ!」

と改めて思うことができた夢のような時間でした。

帰路は300キロの道のりを高速飛ばして真夜中、海老名まで走るといういつもの強行軍でしたが、その道中でもひっきりなしにFaceBookでの友だち申請が続く時間が流れていきます。

帰って物販申し込みを整理すると、実に「心理社会的ケアマニュアル」が28冊も申し込まれていました。出版以来最大の売り上げです。

これからもこうして訓練所公演を続けていきたいと思います。

いつかまた必須講座に戻りたいけれど、でもこんなふうにたくさん来て下さった今回の1次隊の皆さんの笑顔や涙に触れて、あまり選択か必須かにこだわらなくてもいいのかも知れないと、少しだけ思ったりもしました。

みんなで「兄貴」と慕う訓練所の洲崎所長の采配は、ここにも活きていました。今までにないこの訓練生の皆さんの活気。それは訓練内容の大きな変更というチャレンジの成果ではないでしょうか。17年も通っている身として、それをひしひしと感じました。

協力隊事業よ、永遠なれ!

桑山紀彦

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